雲の守護者 雲雀恭弥
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「……っ」
幸子は思わずその場にしゃがみこんでしまった。
なぜ雲雀は何も言ってくれないのだろう。…胸が苦しい。
「木梨さん、大丈夫?」
長身の身を屈め 心配そうに幸子を覗き込んだ木場谷が、手を差しのべてくれる。
彼の優しさが心地好い。幸子はその手を取り立ち上がった。
「うん、大丈夫。ごめんね……ありがとう」
「部活見学なら俺一人で行けるし、木梨さんは雲雀君の所へ行った方がいい」
手が離れると、木場谷が諭すような口調で言ってくれた。
彼の気遣いが心に染みる。しかし幸子は首を横に振り、笑顔で応えた。
「いいの。木場谷君さえ良ければ一緒に部活見学に行かせて?」
「うん、俺は嬉しいけど……でも」
「これは国語の時に助けてもらったお礼でもあるんだよ?だから…"でも"はなし!」
悪戯っぽく言えば、木場谷は口元に手を充てた。
「ふふ…じゃあお願いしようかな」
「うんっ、お願いしてして♪まずはどこから行く?」
もやもやしたものを心の隅から追い払うように、幸子は明るく木場谷に話しかけた。
「そうだな。俺、運動部に入りたいんだよね」
「あっ、それじゃまずは」
2人はそんな会話をかわしながら、応接室と逆方向にある3年A組の教室へと向かった。
幸子は思わずその場にしゃがみこんでしまった。
なぜ雲雀は何も言ってくれないのだろう。…胸が苦しい。
「木梨さん、大丈夫?」
長身の身を屈め 心配そうに幸子を覗き込んだ木場谷が、手を差しのべてくれる。
彼の優しさが心地好い。幸子はその手を取り立ち上がった。
「うん、大丈夫。ごめんね……ありがとう」
「部活見学なら俺一人で行けるし、木梨さんは雲雀君の所へ行った方がいい」
手が離れると、木場谷が諭すような口調で言ってくれた。
彼の気遣いが心に染みる。しかし幸子は首を横に振り、笑顔で応えた。
「いいの。木場谷君さえ良ければ一緒に部活見学に行かせて?」
「うん、俺は嬉しいけど……でも」
「これは国語の時に助けてもらったお礼でもあるんだよ?だから…"でも"はなし!」
悪戯っぽく言えば、木場谷は口元に手を充てた。
「ふふ…じゃあお願いしようかな」
「うんっ、お願いしてして♪まずはどこから行く?」
もやもやしたものを心の隅から追い払うように、幸子は明るく木場谷に話しかけた。
「そうだな。俺、運動部に入りたいんだよね」
「あっ、それじゃまずは」
2人はそんな会話をかわしながら、応接室と逆方向にある3年A組の教室へと向かった。