雲の守護者 雲雀恭弥
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
木場谷のサポートもあり、なんとか国語の授業を乗り切る事が出来た。
「木場谷君、助けてくれてありがとう」
音楽室に移動する準備をしていた木場谷に礼を述べると、いつもの柔らかい笑みを返された。
「木梨さんが授業を聞いてないなんて珍しいね」
「ちょっと考え事してて」
「俺のこと?」
「っ!?」
ドキンッと心臓が大きく鳴った。
「ふふ…もちろん冗談だよ。そんな顔しないで」
「あ、あはは…(びっくりした。心を読まれちゃったのかと思ったよ)」
…木場谷の読みは強ち間違ってはいない。考えていたのは雲雀と木場谷のことなのだから。
「そ、それより…次の時間て音楽室だよね。一緒に行こうよ」
咄嗟に話題を変える。木場谷は快く了承してくれた。
「次は音楽だね。楽しみだな」
「あっ、もしかして得意科目?」
「うーん、得意かどうかは分からないけど、好きな科目ではあるよ」
木場谷のイメージだと、ロックの激しさよりクラシックの優雅さの方がぴったりくる。
「そうだ、木梨さん」
「ん…なあに?」
「お願いがあるんだけど」
椅子から立ち上がった木場谷が微笑んだ。
―――――‥‥
授業中の静かな校内。
その中でも一際静かな場所にある応接室に、珍しく来客があった。
「よう 恭弥。久しぶりだな」
当然と言わんばかりにノックもなしで現れたのはディーノ。
「またあなたか」
「久しぶりに会ったってのに、相変わらずつれないヤツだな」
「…部外者は校内立ち入り禁止だよ」
「なら教師にでもなってくればいいのか?」
「あなたが教師?…なんの冗談?」
「お、おま…ッ!? 今オレじゃ教師になれるわけねーと思っただろ!?」
書類に視線を落としたままで、抗議するディーノをスルーした雲雀の伏せた表情は、あからさまに不愉快そうである。
「何か用?」
「ああ、そうだ。今から屋上に行くぞ」
「…?」
雲雀がようやく顔を上げてディーノを見た。ディーノは応接室のドアノブに手をかけた状態でこちらを見ていた。
「やっと戦う気になったの?」
「違う。お前を呼んで来るよう言われた」
「誰?」
「リボーンだ」
「木場谷君、助けてくれてありがとう」
音楽室に移動する準備をしていた木場谷に礼を述べると、いつもの柔らかい笑みを返された。
「木梨さんが授業を聞いてないなんて珍しいね」
「ちょっと考え事してて」
「俺のこと?」
「っ!?」
ドキンッと心臓が大きく鳴った。
「ふふ…もちろん冗談だよ。そんな顔しないで」
「あ、あはは…(びっくりした。心を読まれちゃったのかと思ったよ)」
…木場谷の読みは強ち間違ってはいない。考えていたのは雲雀と木場谷のことなのだから。
「そ、それより…次の時間て音楽室だよね。一緒に行こうよ」
咄嗟に話題を変える。木場谷は快く了承してくれた。
「次は音楽だね。楽しみだな」
「あっ、もしかして得意科目?」
「うーん、得意かどうかは分からないけど、好きな科目ではあるよ」
木場谷のイメージだと、ロックの激しさよりクラシックの優雅さの方がぴったりくる。
「そうだ、木梨さん」
「ん…なあに?」
「お願いがあるんだけど」
椅子から立ち上がった木場谷が微笑んだ。
―――――‥‥
授業中の静かな校内。
その中でも一際静かな場所にある応接室に、珍しく来客があった。
「よう 恭弥。久しぶりだな」
当然と言わんばかりにノックもなしで現れたのはディーノ。
「またあなたか」
「久しぶりに会ったってのに、相変わらずつれないヤツだな」
「…部外者は校内立ち入り禁止だよ」
「なら教師にでもなってくればいいのか?」
「あなたが教師?…なんの冗談?」
「お、おま…ッ!? 今オレじゃ教師になれるわけねーと思っただろ!?」
書類に視線を落としたままで、抗議するディーノをスルーした雲雀の伏せた表情は、あからさまに不愉快そうである。
「何か用?」
「ああ、そうだ。今から屋上に行くぞ」
「…?」
雲雀がようやく顔を上げてディーノを見た。ディーノは応接室のドアノブに手をかけた状態でこちらを見ていた。
「やっと戦う気になったの?」
「違う。お前を呼んで来るよう言われた」
「誰?」
「リボーンだ」