雲の守護者 雲雀恭弥
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
木場谷氷里(きばや ひょうり)が3年A組に転入して来たのは、2週間程前の事らしい。
柔らかな物腰とスラリとした魅力的なルックスで、知る人ぞ知る並中のアイドル的存在となったそうな。噂では既にファンクラブなんてものもあるという。
話が"らしい"で締め括られているのは、幸子もそれをクラスメートから仕入れた情報であるからだ。
ボンゴレボスの継承式とそれに纏わる事件が決着し、雲雀に連れられてリフレッシュに出掛け、帰って来たら木場谷ブームが起こっていたのだ。しかもあろう事か、なんと木場谷の席は幸子の隣ではないか。
「木場谷君の隣の席なんて羨ましすぎるよ~!!」
クラスメートは両手を胸の前に充てて、大袈裟に騒いだ。
「おはよう」
その時、少しハスキーな声が近くで聞こえ、黒い学生鞄を手にした木場谷が爽やかに登場した。
クラスメートは「きゃあ」と分かりやすい反応を見せて幸子の隣の席に着いた木場谷に必死で話しかけ始めた。
その内、木場谷の机の周りは彼のファン達によって、あっという間に取り囲まれてしまった。木場谷人気恐るべし…!
「おはよう木梨!極限に良い朝だな」
木場谷ファンのあまりの熱気に充てられ、窓際まで避難してきた幸子に笹川了平が声をかけてきた。
「笹川君 おはよう」
「相変わらず木場谷は女子達に極限人気があるな」
「うん、そうだね」
笹川と一緒になにげなく木場谷(のいる辺り)を見てしまう。
(そういえば木場谷君に、おはようって言いそびれちゃったな…)
「ああも女子達が群がっていると木場谷に話しかけにくいのだ。極限に残念だ」
笹川が悔しそうに手のひらに拳を打ち付けた。
「笹川君、木場谷君に用があるの?」
「ボクシング部に勧誘したいのだ。ああみえて木場谷は極限に運動神経がいいからな。それに男気もある」
そうなのだ。
普通女子に人気があれば、大抵は男子から非難の目を浴びるはずなのだが、木場谷はこの限りではない。不思議と男子達にも人気がある。
幸子も隣に座る者として知った事だが、少し儚げにすら見える中性的な容姿に似合わず、木場谷は非常にさっぱりした男らしい性格をしている。
それが男女問わず木場谷人気を博している所以なのだろう。
柔らかな物腰とスラリとした魅力的なルックスで、知る人ぞ知る並中のアイドル的存在となったそうな。噂では既にファンクラブなんてものもあるという。
話が"らしい"で締め括られているのは、幸子もそれをクラスメートから仕入れた情報であるからだ。
ボンゴレボスの継承式とそれに纏わる事件が決着し、雲雀に連れられてリフレッシュに出掛け、帰って来たら木場谷ブームが起こっていたのだ。しかもあろう事か、なんと木場谷の席は幸子の隣ではないか。
「木場谷君の隣の席なんて羨ましすぎるよ~!!」
クラスメートは両手を胸の前に充てて、大袈裟に騒いだ。
「おはよう」
その時、少しハスキーな声が近くで聞こえ、黒い学生鞄を手にした木場谷が爽やかに登場した。
クラスメートは「きゃあ」と分かりやすい反応を見せて幸子の隣の席に着いた木場谷に必死で話しかけ始めた。
その内、木場谷の机の周りは彼のファン達によって、あっという間に取り囲まれてしまった。木場谷人気恐るべし…!
「おはよう木梨!極限に良い朝だな」
木場谷ファンのあまりの熱気に充てられ、窓際まで避難してきた幸子に笹川了平が声をかけてきた。
「笹川君 おはよう」
「相変わらず木場谷は女子達に極限人気があるな」
「うん、そうだね」
笹川と一緒になにげなく木場谷(のいる辺り)を見てしまう。
(そういえば木場谷君に、おはようって言いそびれちゃったな…)
「ああも女子達が群がっていると木場谷に話しかけにくいのだ。極限に残念だ」
笹川が悔しそうに手のひらに拳を打ち付けた。
「笹川君、木場谷君に用があるの?」
「ボクシング部に勧誘したいのだ。ああみえて木場谷は極限に運動神経がいいからな。それに男気もある」
そうなのだ。
普通女子に人気があれば、大抵は男子から非難の目を浴びるはずなのだが、木場谷はこの限りではない。不思議と男子達にも人気がある。
幸子も隣に座る者として知った事だが、少し儚げにすら見える中性的な容姿に似合わず、木場谷は非常にさっぱりした男らしい性格をしている。
それが男女問わず木場谷人気を博している所以なのだろう。