雲の守護者 雲雀恭弥
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「君が…風紀委員長の雲雀恭弥君かい?」
応接室に規則正しく響いたノック音に「いるよ」と声をかければ、現れたのは見知らぬ男子だった。
艶のある髪は緩やかなウェーブがかかっている。整った顔立ち、スラリと伸びた手足は間違いなく美形の部類に入るだろう。
てっきり副委員長の草壁か恋人の幸子が現れると思っていた雲雀は、不快感を露にして目の前の男子生徒を見た。
男子生徒は深い青をした涼しげな瞳で雲雀の鋭い視線を真っ直ぐに受けている。
「誰?」
「木梨さんが言っていたより冷たい印象だね」
男子生徒は雲雀の質問をさらりとかわしてニッコリと微笑んだ。
「それとも、相手が恋人じゃなくて 一生徒である俺だから、接し方も違うのかな」
「君、死にたいの?」
執務机から立ち上がった雲雀が、仕込みトンファーを構えて静かに尋ねる。そんな雲雀に臆する事なく男子生徒は柔らかな口調で言った。
「ふふ…怒り易いんだね。俺は君と喧嘩をしに来たんじゃない。話をしに来ただけだよ」
「僕は君とする話なんてないね」
不愉快そうにそうばっさり切り捨てれば、男子生徒はまたクスリと笑った。その様子が益々雲雀を不快にさせる。
「そうだ。自己紹介がまだだったね」
徐に男子生徒が言った。
「俺は木場谷 氷里。生徒会執行部 副会長」
応接室に規則正しく響いたノック音に「いるよ」と声をかければ、現れたのは見知らぬ男子だった。
艶のある髪は緩やかなウェーブがかかっている。整った顔立ち、スラリと伸びた手足は間違いなく美形の部類に入るだろう。
てっきり副委員長の草壁か恋人の幸子が現れると思っていた雲雀は、不快感を露にして目の前の男子生徒を見た。
男子生徒は深い青をした涼しげな瞳で雲雀の鋭い視線を真っ直ぐに受けている。
「誰?」
「木梨さんが言っていたより冷たい印象だね」
男子生徒は雲雀の質問をさらりとかわしてニッコリと微笑んだ。
「それとも、相手が恋人じゃなくて 一生徒である俺だから、接し方も違うのかな」
「君、死にたいの?」
執務机から立ち上がった雲雀が、仕込みトンファーを構えて静かに尋ねる。そんな雲雀に臆する事なく男子生徒は柔らかな口調で言った。
「ふふ…怒り易いんだね。俺は君と喧嘩をしに来たんじゃない。話をしに来ただけだよ」
「僕は君とする話なんてないね」
不愉快そうにそうばっさり切り捨てれば、男子生徒はまたクスリと笑った。その様子が益々雲雀を不快にさせる。
「そうだ。自己紹介がまだだったね」
徐に男子生徒が言った。
「俺は木場谷 氷里。生徒会執行部 副会長」