雲鳥の統べる空
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
第三の道 畜生道により召喚された無数の毒蛇が沢田を襲う。それを妨害するように、骸に向かい投げられたトンファーと……
「10代目!伏せて下さい!」
聞き覚えのある声と共に宙に舞うダイナマイトが毒蛇を襲った。
「ヒバリさん!!獄寺君!!」
開閉機能を失い壊れたドアから現れたのは雲雀と獄寺だった。
「借りは返したよ」
「いでっ」
ポイと獄寺を捨てる雲雀。そのやりとりが沢田をホッとさせる。
良かった…2人共無事で。
「これはこれは外野がゾロゾロと。千種は何をしているんですかねぇ…」
「へへ。メガネヤローならアニマルヤローと下の階で仲良くのびてるぜ」
「なるほど」
と頷いた骸は優雅な笑みを浮かべ、助っ人登場にも臆す様子を見せない。
雲雀はフラフラとした足取りで骸に向かい歩いていくと、骸に弾かれ床に転がっていたトンファーの前でその歩みを止めた。
「幸子はどこ?」
真っ直ぐに骸を見て問いただす雲雀。
「えっ、幸子さん!?」
「幸子が…ここにいるのか!?」
驚き声を上げた沢田と獄寺を気に留めず、雲雀と骸は睨み付けるように互いを見据えたまま。
やがて骸が口許に挑発的な笑みを湛えて口を開いた。
「クフフ…幸子さんならここにはいません。別の部屋で休んでもらってますよ。彼女はもう、用済みですから」
「!」
わざと最後の言葉を強調する。
しかしそんな挑発しなくとももう充分だった。雲雀はふらつきながらゆっくりとトンファーを拾い、構えた。
「覚悟はいいかい?」
激しい怒りを秘めたまなざし。
「これはこれは怖いですねぇ。だが今は僕とボンゴレの邪魔をしないで下さい。第一君は立っているのもやっとのはずだ。骨を何本も折りましたからね」
「遺言はそれだけかい?」
悪びれた様子もない骸の言葉を無視し、雲雀が静かに告げた。
「クフフフフ。面白いことを言う。君とは契約しておいてもよかったかな」
ヴン…と骸の右目に死ぬ気の炎が宿った。
「仕方ない。君から片付けましょう」
「10代目!伏せて下さい!」
聞き覚えのある声と共に宙に舞うダイナマイトが毒蛇を襲った。
「ヒバリさん!!獄寺君!!」
開閉機能を失い壊れたドアから現れたのは雲雀と獄寺だった。
「借りは返したよ」
「いでっ」
ポイと獄寺を捨てる雲雀。そのやりとりが沢田をホッとさせる。
良かった…2人共無事で。
「これはこれは外野がゾロゾロと。千種は何をしているんですかねぇ…」
「へへ。メガネヤローならアニマルヤローと下の階で仲良くのびてるぜ」
「なるほど」
と頷いた骸は優雅な笑みを浮かべ、助っ人登場にも臆す様子を見せない。
雲雀はフラフラとした足取りで骸に向かい歩いていくと、骸に弾かれ床に転がっていたトンファーの前でその歩みを止めた。
「幸子はどこ?」
真っ直ぐに骸を見て問いただす雲雀。
「えっ、幸子さん!?」
「幸子が…ここにいるのか!?」
驚き声を上げた沢田と獄寺を気に留めず、雲雀と骸は睨み付けるように互いを見据えたまま。
やがて骸が口許に挑発的な笑みを湛えて口を開いた。
「クフフ…幸子さんならここにはいません。別の部屋で休んでもらってますよ。彼女はもう、用済みですから」
「!」
わざと最後の言葉を強調する。
しかしそんな挑発しなくとももう充分だった。雲雀はふらつきながらゆっくりとトンファーを拾い、構えた。
「覚悟はいいかい?」
激しい怒りを秘めたまなざし。
「これはこれは怖いですねぇ。だが今は僕とボンゴレの邪魔をしないで下さい。第一君は立っているのもやっとのはずだ。骨を何本も折りましたからね」
「遺言はそれだけかい?」
悪びれた様子もない骸の言葉を無視し、雲雀が静かに告げた。
「クフフフフ。面白いことを言う。君とは契約しておいてもよかったかな」
ヴン…と骸の右目に死ぬ気の炎が宿った。
「仕方ない。君から片付けましょう」