雲鳥の統べる空
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応接室に戻った雲雀は、執務机の上に置かれたリボンを手に取り、開け放たれたままの窓に視線を移した。
激しい怒りに胸が震える。
雲雀の脳裏に、まだ恋人同士になる前の騒動が甦る。
今回の事件が、己に対する挑発的行為であると、雲雀は直感していた。だからこそ、幸子を守る為にも己の傍へ置いていた。
なのにまたそれを繰り返してしまった。自分の甘さが許せない。やはり一秒たりとも手放すべきではなかった。
それにしても―‥
わざわざ並中の…しかも雲雀の居城である応接室にまで侵入し、幸子をさらい宣戦布告するなど、なんという命知らず。
いいよ。受けて立ってあげる。
雲雀はぎりっと奥歯を咬みしめ、低い声で言った。
「待ってなよ。すぐに咬み殺してあげる」
激しい怒りに胸が震える。
雲雀の脳裏に、まだ恋人同士になる前の騒動が甦る。
今回の事件が、己に対する挑発的行為であると、雲雀は直感していた。だからこそ、幸子を守る為にも己の傍へ置いていた。
なのにまたそれを繰り返してしまった。自分の甘さが許せない。やはり一秒たりとも手放すべきではなかった。
それにしても―‥
わざわざ並中の…しかも雲雀の居城である応接室にまで侵入し、幸子をさらい宣戦布告するなど、なんという命知らず。
いいよ。受けて立ってあげる。
雲雀はぎりっと奥歯を咬みしめ、低い声で言った。
「待ってなよ。すぐに咬み殺してあげる」