once again
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予想外の沢田の答えにデイモンは目を見開いた。
「ボンゴレの超直感で感じるんだ…。エレナさんは、お前に感謝してる」
「!!!」
「エレナさんはお前が自分の事をずっと忘れずにいてくれた事に…自分の為にずっと必死に生き続けてくれた事に…"ありがとう"って…」
「エ…エレナ…」
デイモンの伸ばした手の先には…大切な…懐中時計。
「お前を救えなかった私を…許してくれ……」
地面に零れ落ち、砂のようにサァァ…と消えた雫。それはデイモンの涙だった。
その光景を見た幸子の足は自然と動き出していた。
「どこへ行くつもり?」
気づいた雲雀が幸子の腕を掴んで止めた。
雲雀を振り返った幸子の瞳には強い意思の炎が灯っていた。
「話をしないと…」
「行かせないよ」
そのまま2人は暫し見つめあった。
幸子の考えている事など、雲雀には手に取るように解っている。しかし幸子への愛が、それをさせたくないと邪魔をする。
それはデイモンを危険視してか、雲雀自身の独占欲の賜物か。
「お願い、恭弥」
「……」
再び、静寂。
揺らがない幸子の瞳を見つめ、フ…と息を吐くと、雲雀は掴んでいた腕を解放する。
幸子は「ありがとう」と微笑み、デイモンの元へと歩み寄っていった。
「ボンゴレの超直感で感じるんだ…。エレナさんは、お前に感謝してる」
「!!!」
「エレナさんはお前が自分の事をずっと忘れずにいてくれた事に…自分の為にずっと必死に生き続けてくれた事に…"ありがとう"って…」
「エ…エレナ…」
デイモンの伸ばした手の先には…大切な…懐中時計。
「お前を救えなかった私を…許してくれ……」
地面に零れ落ち、砂のようにサァァ…と消えた雫。それはデイモンの涙だった。
その光景を見た幸子の足は自然と動き出していた。
「どこへ行くつもり?」
気づいた雲雀が幸子の腕を掴んで止めた。
雲雀を振り返った幸子の瞳には強い意思の炎が灯っていた。
「話をしないと…」
「行かせないよ」
そのまま2人は暫し見つめあった。
幸子の考えている事など、雲雀には手に取るように解っている。しかし幸子への愛が、それをさせたくないと邪魔をする。
それはデイモンを危険視してか、雲雀自身の独占欲の賜物か。
「お願い、恭弥」
「……」
再び、静寂。
揺らがない幸子の瞳を見つめ、フ…と息を吐くと、雲雀は掴んでいた腕を解放する。
幸子は「ありがとう」と微笑み、デイモンの元へと歩み寄っていった。