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事態がデイモンの欲望のままに進むかに思えたその時――‥
ふいにデイモンの視界から幸子が消えた。代わりに鋭い殺気を放つ雲雀の姿が目に入った。
己の逃避を阻止すべく幸子から離れた雲雀。あの距離でデイモンへの反応が遅れれば間に合うはずがない。
「雲雀恭弥!何故!!?」
「知ってたよ。君が幸子を置いて逃げるはずない事はね」
雲雀はこうなる事を少なからず予期していた。
それは同じ女を愛した者への直感のようなものかもしれない。
更にデイモンにとって予期せぬ出来事が起こった。復讐者がデイモンの歪めた空間を握り潰してしまったのだ。
『人の肉体を持たぬ者に第8の属性の炎の使用は認めぬ。これは掟』
退路を断たれたデイモンの憎しみが一気に雲雀へと向けられた。
「忌々しい雲がぁぁっ!!」
「終わるよ」
絶叫するデイモンに、強い紫の炎を纏った雲雀のトンファーが炸裂した。
「ぐはぁ!」
吹っ飛ばされたデイモンを見てリボーンが叫ぶ。
「今だぞツナ!!」
「ツナ君!!」
「ボス!!」
「さあ撃つのです!!」
みんなの願いが沢田を突き動かす!
「終わりだデイモン!」
「ぬわあ!待て!やめろ!!うっ、撃つな!まだ死ぬわけ……にっ」
言い終わる前に、沢田の炎がデイモンを呑み込んだ。
炎の直撃を受けたデイモンは、ドッと地に落ち、今度こそ動かなかった。
その一部始終を見守っていた幸子の足元に、なにかが転がってきた。
「これは……」
拾いあげるとそれは、古びた懐中時計だった。
「デイモンが肌身離さず持っていた物だな」
リボーンが静かに言った。
「D・スペードの……宝」
幸子は懐中時計を開く。
そこには沢田とよく似た男を中心に、数人の人が写っていた。
その写真に写る笑顔が、幸子の心を強く締め付けた。
ふいにデイモンの視界から幸子が消えた。代わりに鋭い殺気を放つ雲雀の姿が目に入った。
己の逃避を阻止すべく幸子から離れた雲雀。あの距離でデイモンへの反応が遅れれば間に合うはずがない。
「雲雀恭弥!何故!!?」
「知ってたよ。君が幸子を置いて逃げるはずない事はね」
雲雀はこうなる事を少なからず予期していた。
それは同じ女を愛した者への直感のようなものかもしれない。
更にデイモンにとって予期せぬ出来事が起こった。復讐者がデイモンの歪めた空間を握り潰してしまったのだ。
『人の肉体を持たぬ者に第8の属性の炎の使用は認めぬ。これは掟』
退路を断たれたデイモンの憎しみが一気に雲雀へと向けられた。
「忌々しい雲がぁぁっ!!」
「終わるよ」
絶叫するデイモンに、強い紫の炎を纏った雲雀のトンファーが炸裂した。
「ぐはぁ!」
吹っ飛ばされたデイモンを見てリボーンが叫ぶ。
「今だぞツナ!!」
「ツナ君!!」
「ボス!!」
「さあ撃つのです!!」
みんなの願いが沢田を突き動かす!
「終わりだデイモン!」
「ぬわあ!待て!やめろ!!うっ、撃つな!まだ死ぬわけ……にっ」
言い終わる前に、沢田の炎がデイモンを呑み込んだ。
炎の直撃を受けたデイモンは、ドッと地に落ち、今度こそ動かなかった。
その一部始終を見守っていた幸子の足元に、なにかが転がってきた。
「これは……」
拾いあげるとそれは、古びた懐中時計だった。
「デイモンが肌身離さず持っていた物だな」
リボーンが静かに言った。
「D・スペードの……宝」
幸子は懐中時計を開く。
そこには沢田とよく似た男を中心に、数人の人が写っていた。
その写真に写る笑顔が、幸子の心を強く締め付けた。