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沢田とデイモン。2人の体からみなぎる炎が辺りを包み込んでいく。
「加減はしないぞ」
「調子に乗るな」
それは命を賭けた真っ向勝負。
「いくぞ!!」
「死ね!!」
凄まじいエネルギーを体内に宿した沢田とデイモンが同時に地を蹴った。
全力でぶつかりあう力と力。
両者一歩も退かぬ攻防が繰り広げられるかに見えた。
「ヌヒッ」
ガキッ
沢田の拳がデイモンに炸裂した瞬間、デイモンは憑依していた骸の肉体から抜け出した。
「!!」
沢田も、そして見守っていた者達も一瞬何が起こったのか理解するのが遅れた。
「実体に目が眩むとはまだまだ甘いですね!! 小さな勝ちなどにこだわるものか!!」
そう。デイモンは初めから真っ向勝負をする気などなかったのだ。沢田達が隙を作るこの瞬間をずっと待っていたのだ。
「私は生きる!幸子、お前と共に!!」
デイモンが手を伸ばした先には――幸子。そして幸子の背後には第8の属性の炎で歪めた空間が現れた。
雲雀がデイモンの逃避を阻止しようと幸子から離れた今、これが彼女を手に入れる最後のチャンス。
幸子をさらい、直ぐに空間の歪みから逃避する。
「お前は誰にも渡さない!私だけのものだ、幸子!!」
「っ!!」
幸子は恐怖の為か、その場に立ち尽くしたまま動けない。
今は己に対して幸子が恐怖しか持ち合わせていないとしても構わない。
必ず己しか見えないようにする。気の遠くなるような長い間待ち望んでいたのだから。
愛しい幸子。
あの時のように、今更ここでお前をあの雲にくれてやるつもりなど毛頭ない。
幸子は彼女が私に委ねた最後の――‥
「ヌハハハッ!私の勝ちだ!雲雀恭弥!!」
反応の遅れた沢田達には自分を止める事など皆無!
デイモンが幸子を捕えようと手を伸ばした。
「加減はしないぞ」
「調子に乗るな」
それは命を賭けた真っ向勝負。
「いくぞ!!」
「死ね!!」
凄まじいエネルギーを体内に宿した沢田とデイモンが同時に地を蹴った。
全力でぶつかりあう力と力。
両者一歩も退かぬ攻防が繰り広げられるかに見えた。
「ヌヒッ」
ガキッ
沢田の拳がデイモンに炸裂した瞬間、デイモンは憑依していた骸の肉体から抜け出した。
「!!」
沢田も、そして見守っていた者達も一瞬何が起こったのか理解するのが遅れた。
「実体に目が眩むとはまだまだ甘いですね!! 小さな勝ちなどにこだわるものか!!」
そう。デイモンは初めから真っ向勝負をする気などなかったのだ。沢田達が隙を作るこの瞬間をずっと待っていたのだ。
「私は生きる!幸子、お前と共に!!」
デイモンが手を伸ばした先には――幸子。そして幸子の背後には第8の属性の炎で歪めた空間が現れた。
雲雀がデイモンの逃避を阻止しようと幸子から離れた今、これが彼女を手に入れる最後のチャンス。
幸子をさらい、直ぐに空間の歪みから逃避する。
「お前は誰にも渡さない!私だけのものだ、幸子!!」
「っ!!」
幸子は恐怖の為か、その場に立ち尽くしたまま動けない。
今は己に対して幸子が恐怖しか持ち合わせていないとしても構わない。
必ず己しか見えないようにする。気の遠くなるような長い間待ち望んでいたのだから。
愛しい幸子。
あの時のように、今更ここでお前をあの雲にくれてやるつもりなど毛頭ない。
幸子は彼女が私に委ねた最後の――‥
「ヌハハハッ!私の勝ちだ!雲雀恭弥!!」
反応の遅れた沢田達には自分を止める事など皆無!
デイモンが幸子を捕えようと手を伸ばした。