決着!
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「ⅩⅩ BURNER!!!」
沢田の本気の一撃がD・スペードを襲う。
その爆風は凄まじく、島全体を覆い尽くした。
「幸子、怪我はない?」
頭上から恋人の声が降る。
埋めていた温かい胸から顔を上げると、雲雀の青灰色の瞳が幸子を見つめていた。
雲雀が咄嗟に抱きしめて守ってくれたおかげで、多少の風圧は感じたものの、怪我はなかった。
「うん、私は大丈夫。…恭弥は…怪我してない…?」
「してないよ」
心配そうに己を見上げた幸子に優しく微笑み、雲雀は彼女を安心させるように短い返事をした。
雲雀の腕に守られたまま周囲を見渡すと、沢田と…リボーンに骸、クロームの姿が目に入ってきた。
良かった…みんな無事のようだ。
「………」
ホッとした様な表情を浮かべている幸子の髪を撫でながら、雲雀はデイモンのいた辺りに目を向けた。
あれ程の凄まじい炎に呑まれたデイモンは、おそらく木っ端微塵だろう。
己の手で決着をつけられなかった為、実感は薄いが、これで本当に全てが終わったのだ。
次に沢田に視線を移すと、気力・体力共に使い切った沢田に古里が駆け寄っていく所だった。
沢田綱吉…面白い小動物だ。
いつもは雲雀を恐れてビクビクしているのに、今みたいに堂々と圧倒的な力を示したりもする。
でもまあ、いずれ君は僕が咬み殺してあげる。
古里の差し伸べた手を取ろうとしている沢田を眺めながらそう思った雲雀は、ある気配を感じとり、己の腕から抜け出そうとしていた幸子を再びその胸に強く抱きしめた。
「ツナ君、そいつは僕じゃない!!」
古里の叫びと、ベキという鈍い音が辺りに響いたのがほぼ同時だった。
沢田の本気の一撃がD・スペードを襲う。
その爆風は凄まじく、島全体を覆い尽くした。
「幸子、怪我はない?」
頭上から恋人の声が降る。
埋めていた温かい胸から顔を上げると、雲雀の青灰色の瞳が幸子を見つめていた。
雲雀が咄嗟に抱きしめて守ってくれたおかげで、多少の風圧は感じたものの、怪我はなかった。
「うん、私は大丈夫。…恭弥は…怪我してない…?」
「してないよ」
心配そうに己を見上げた幸子に優しく微笑み、雲雀は彼女を安心させるように短い返事をした。
雲雀の腕に守られたまま周囲を見渡すと、沢田と…リボーンに骸、クロームの姿が目に入ってきた。
良かった…みんな無事のようだ。
「………」
ホッとした様な表情を浮かべている幸子の髪を撫でながら、雲雀はデイモンのいた辺りに目を向けた。
あれ程の凄まじい炎に呑まれたデイモンは、おそらく木っ端微塵だろう。
己の手で決着をつけられなかった為、実感は薄いが、これで本当に全てが終わったのだ。
次に沢田に視線を移すと、気力・体力共に使い切った沢田に古里が駆け寄っていく所だった。
沢田綱吉…面白い小動物だ。
いつもは雲雀を恐れてビクビクしているのに、今みたいに堂々と圧倒的な力を示したりもする。
でもまあ、いずれ君は僕が咬み殺してあげる。
古里の差し伸べた手を取ろうとしている沢田を眺めながらそう思った雲雀は、ある気配を感じとり、己の腕から抜け出そうとしていた幸子を再びその胸に強く抱きしめた。
「ツナ君、そいつは僕じゃない!!」
古里の叫びと、ベキという鈍い音が辺りに響いたのがほぼ同時だった。