脱出
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今度こそ6人全てのデイモンが古里のブラックホールに捕らわれた。しかし、窮地に立たされているハズのデイモンに動揺は皆無で。
「ヌフフフ…雲雀恭弥が手を貸した所で形勢は何も変わりません」
その言動には根拠があった。
「撃てるはずがないのだ!! 沢田綱吉仲間を犠牲にしてまで勝利を勝ち取る器などないのだよ!!」
「仲間の犠牲を恐れるあまり、勝利を…利益を追求することができない。集団を率いるボスとしては致命的弱点です」
骸の言う事は最もだった。
沢田に欠落しているのは、集団を勝利に導く為の合理的思考。
もしかしたら最後かもしれない勝利の好機に決断できないのは、優柔不断にも見える。
だが……と彼のカテキョーは言う。
「あれこそが沢田綱吉って男なんだ。そんなツナだからこそついてくる奴等がいる。そんなツナだからこそエンマも迷うことなく命を張れるんだ」
それは何よりも仲間を想う沢田には、何より辛い選択だった。
そんな沢田の迷いを晴らすように、己の気持ちを訴える古里。
「ボス!」
そしてここにも感化された者が。
「撃ってボス!古里炎真は私が守る!!」
骸の持てる全ての炎で強化された、クロームの防御の霧が古里を守った。
「さあ、沢田綱吉!撃つのです!!」
「ツナ君早く!!」
「ボス!」
「みんな…ありがとう」
呟いた沢田の両手に大空のオレンジが集まる。
「くらえ!デイモン!」
「待て!!! 撃つんじゃない!!!」
そこで初めてデイモンは動揺を見せた。
だが、もう遅い。
「ⅩⅩ BURNER!!!」
全ての想いを解き放つように、沢田渾身の一撃がデイモンに放たれた。
「ヌフフフ…雲雀恭弥が手を貸した所で形勢は何も変わりません」
その言動には根拠があった。
「撃てるはずがないのだ!! 沢田綱吉仲間を犠牲にしてまで勝利を勝ち取る器などないのだよ!!」
「仲間の犠牲を恐れるあまり、勝利を…利益を追求することができない。集団を率いるボスとしては致命的弱点です」
骸の言う事は最もだった。
沢田に欠落しているのは、集団を勝利に導く為の合理的思考。
もしかしたら最後かもしれない勝利の好機に決断できないのは、優柔不断にも見える。
だが……と彼のカテキョーは言う。
「あれこそが沢田綱吉って男なんだ。そんなツナだからこそついてくる奴等がいる。そんなツナだからこそエンマも迷うことなく命を張れるんだ」
それは何よりも仲間を想う沢田には、何より辛い選択だった。
そんな沢田の迷いを晴らすように、己の気持ちを訴える古里。
「ボス!」
そしてここにも感化された者が。
「撃ってボス!古里炎真は私が守る!!」
骸の持てる全ての炎で強化された、クロームの防御の霧が古里を守った。
「さあ、沢田綱吉!撃つのです!!」
「ツナ君早く!!」
「ボス!」
「みんな…ありがとう」
呟いた沢田の両手に大空のオレンジが集まる。
「くらえ!デイモン!」
「待て!!! 撃つんじゃない!!!」
そこで初めてデイモンは動揺を見せた。
だが、もう遅い。
「ⅩⅩ BURNER!!!」
全ての想いを解き放つように、沢田渾身の一撃がデイモンに放たれた。