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脱出

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球針態を操り、ブラックホールに突っ込んでくる雲雀の姿を古里とデイモンも確認した。
「ヌフフフ。自らの手で私を討つ為に、古里炎真が命懸けで作った好機を潰そうというのですか、雲雀恭弥!」
「来ちゃだめだ!」
「ヌハハハ!全くもって愚かです!」
ついにブラックホールに辿り着いた雲雀はトンファーを構える。
標的は古里の真上に捕らえられたデイモン!
「ダメだ!!」
古里の叫びを無視して、雲雀はトンファーを振るう。ボウッと音がして、デイモンが煙のように消えた。
「フェイク…?まさか!?」
骸がそれを見て、信じられないというように叫んだ。
ブラックホールに捕らえられたデイモンの一人を咬み殺した雲雀は、球針態を踏み台に5人のデイモンと その中心にいる古里を越えて更に高く跳ぶ。
「ねえ。僕との戦闘を放棄してまで君がしたかった事って かくれんぼ?」
雲雀がトンファーをアッパー状に振り上げた。それは一見 意味のない独り言と行動に見えた。しかし――‥
「ガハッ!」
確かな手応え!
誰もいないと思われたその場所に、トンファーの餌食となり顔を歪めたデイモンが現れた。
「見つけた」
間髪入れず雲雀の肘鉄がデイモンに降り下ろされる。
それはデイモンの頭部を直撃し、空に隠れていたデイモンはその衝撃で落下。
古里のブラックホールに捕らわれた。
「なぜ判った…!?」
デイモンが目の前の球針態に着地した雲雀へと、憎々しげに問いかける。
「そこの小動物が作り上げたブラックホールじゃなくて、何もない空から君の殺気を感じたのさ」
「なん…だと…?」
「君は幸子を連れた僕を見て殺気を放ったんだ。自分でも気づかないくらい…無意識レベルのね」
「ヌフフ…さすがですね…雲雀恭弥。全くもって忌々しい雲だ」
「あのままツナがダブルイクスバーナーを放っていたら、隠れていたデイモンに確実に仕留められてたな」
「それを瞬時に見抜き、一見無謀な行動を起こして沢田綱吉をサポートしたというのか…やはり侮れない男です。雲雀恭弥」
タンッと地面に着地して幸子の許へと戻ってきた雲雀を見て、骸は唸りをあげた。
そんな白梟を雲雀がちらりと見やり、不敵な笑みを浮かべた。
「早くあの器に戻りなよ。すぐに咬み殺してあげるから」
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