脱出
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
球針態を操り、ブラックホールに突っ込んでくる雲雀の姿を古里とデイモンも確認した。
「ヌフフフ。自らの手で私を討つ為に、古里炎真が命懸けで作った好機を潰そうというのですか、雲雀恭弥!」
「来ちゃだめだ!」
「ヌハハハ!全くもって愚かです!」
ついにブラックホールに辿り着いた雲雀はトンファーを構える。
標的は古里の真上に捕らえられたデイモン!
「ダメだ!!」
古里の叫びを無視して、雲雀はトンファーを振るう。ボウッと音がして、デイモンが煙のように消えた。
「フェイク…?まさか!?」
骸がそれを見て、信じられないというように叫んだ。
ブラックホールに捕らえられたデイモンの一人を咬み殺した雲雀は、球針態を踏み台に5人のデイモンと その中心にいる古里を越えて更に高く跳ぶ。
「ねえ。僕との戦闘を放棄してまで君がしたかった事って かくれんぼ?」
雲雀がトンファーをアッパー状に振り上げた。それは一見 意味のない独り言と行動に見えた。しかし――‥
「ガハッ!」
確かな手応え!
誰もいないと思われたその場所に、トンファーの餌食となり顔を歪めたデイモンが現れた。
「見つけた」
間髪入れず雲雀の肘鉄がデイモンに降り下ろされる。
それはデイモンの頭部を直撃し、空に隠れていたデイモンはその衝撃で落下。
古里のブラックホールに捕らわれた。
「なぜ判った…!?」
デイモンが目の前の球針態に着地した雲雀へと、憎々しげに問いかける。
「そこの小動物が作り上げたブラックホールじゃなくて、何もない空から君の殺気を感じたのさ」
「なん…だと…?」
「君は幸子を連れた僕を見て殺気を放ったんだ。自分でも気づかないくらい…無意識レベルのね」
「ヌフフ…さすがですね…雲雀恭弥。全くもって忌々しい雲だ」
「あのままツナがダブルイクスバーナーを放っていたら、隠れていたデイモンに確実に仕留められてたな」
「それを瞬時に見抜き、一見無謀な行動を起こして沢田綱吉をサポートしたというのか…やはり侮れない男です。雲雀恭弥」
タンッと地面に着地して幸子の許へと戻ってきた雲雀を見て、骸は唸りをあげた。
そんな白梟を雲雀がちらりと見やり、不敵な笑みを浮かべた。
「早くあの器に戻りなよ。すぐに咬み殺してあげるから」
「ヌフフフ。自らの手で私を討つ為に、古里炎真が命懸けで作った好機を潰そうというのですか、雲雀恭弥!」
「来ちゃだめだ!」
「ヌハハハ!全くもって愚かです!」
ついにブラックホールに辿り着いた雲雀はトンファーを構える。
標的は古里の真上に捕らえられたデイモン!
「ダメだ!!」
古里の叫びを無視して、雲雀はトンファーを振るう。ボウッと音がして、デイモンが煙のように消えた。
「フェイク…?まさか!?」
骸がそれを見て、信じられないというように叫んだ。
ブラックホールに捕らえられたデイモンの一人を咬み殺した雲雀は、球針態を踏み台に5人のデイモンと その中心にいる古里を越えて更に高く跳ぶ。
「ねえ。僕との戦闘を放棄してまで君がしたかった事って かくれんぼ?」
雲雀がトンファーをアッパー状に振り上げた。それは一見 意味のない独り言と行動に見えた。しかし――‥
「ガハッ!」
確かな手応え!
誰もいないと思われたその場所に、トンファーの餌食となり顔を歪めたデイモンが現れた。
「見つけた」
間髪入れず雲雀の肘鉄がデイモンに降り下ろされる。
それはデイモンの頭部を直撃し、空に隠れていたデイモンはその衝撃で落下。
古里のブラックホールに捕らわれた。
「なぜ判った…!?」
デイモンが目の前の球針態に着地した雲雀へと、憎々しげに問いかける。
「そこの小動物が作り上げたブラックホールじゃなくて、何もない空から君の殺気を感じたのさ」
「なん…だと…?」
「君は幸子を連れた僕を見て殺気を放ったんだ。自分でも気づかないくらい…無意識レベルのね」
「ヌフフ…さすがですね…雲雀恭弥。全くもって忌々しい雲だ」
「あのままツナがダブルイクスバーナーを放っていたら、隠れていたデイモンに確実に仕留められてたな」
「それを瞬時に見抜き、一見無謀な行動を起こして沢田綱吉をサポートしたというのか…やはり侮れない男です。雲雀恭弥」
タンッと地面に着地して幸子の許へと戻ってきた雲雀を見て、骸は唸りをあげた。
そんな白梟を雲雀がちらりと見やり、不敵な笑みを浮かべた。
「早くあの器に戻りなよ。すぐに咬み殺してあげるから」