雲雀恭弥vs.D・スペード
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「極限(マキシマム)サンシャインカウンター!!!」
晴のボンゴレギアを媒体にした凄まじい炎のエネルギーが、デイモンの拳から雲雀目掛けて放たれた。
そのエネルギーはうねりをあげ、辺りに爆発にも似た凄まじい衝撃と風圧を巻き起こした。
「恭弥ーーっ!!!」
今度こそ幸子は声の限りに叫んでいた。
爆風で舞い上がった小さな床石が己にあたる事など気にせずに、幸子は雲雀の名を呼びながら駆け出していた。
「幸子さん!!」
横をすり抜けた幸子に声をかけた沢田が、今度は あっ、と声を上げた。
後方に飛ばされた雲雀の姿を認めたのだ。
「かわしてる!!」
「わざと外したのですよ」
デイモンが雲雀に向かってトランプを投げた。
拡大したトランプの中心に空間の歪みが現れる。歪みは雲雀を吸い込むと、再び元の大きさに戻りデイモンの手に収まった。
「恭弥!!」
歩みを止めた幸子が蒼白な顔で叫んだ。
「ヌフフ。彼にも他の守護者同様、幻覚でできた異空間へ行って頂きました。これ以上の戦いは無意味。勝負の行方は明白ですからね」
「雲雀恭弥という男を解っていませんね。追い詰められてからが彼の本当の強さです」
「それでも私には勝てませんよ。私の使えるボンゴレギアは1つではない」
『君達と私ではスペックが圧倒的に違う』
デイモンの腹に現れた唇が雲雀が貫いた穴をベロンと舐めると、傷は瞬時に回復した。
もはや人の成せる技ではない。
「雲雀恭弥もまた、愚かな10代目ボス候補の最期を伝える語り部として…私が創る新しいボンゴレの目撃者として生き続けてもらいましょう」
これから目にする現実に、その精神が耐えられたら…の話ですが。
「さて…これで邪魔者は消え去りました」
デイモンの瞳がゆっくりと幸子を捕らえた。
「!!」
「約束を果たしましょうか…」
後退ろうとした時にはもうデイモンは幸子の目の前に立っていた。
「約束通り迎えに来ましたよ、幸子」
「あ…」
幸子の唇が恐怖に震えた。
「愛していますよ、幸子。もう二度と離しません」
「…やっ……恭弥…」
「ヌフフフ。雲雀恭弥は来ませんよ」
いつも私の邪魔をする忌々しい雲はもう手出しをできない。ああ、やっと…夢にまで見たこの瞬間が訪れた。
「幸子さん!!」
沢田が叫んでこちらに駆けつけようとしている。しかし、沢田よりデイモンが一瞬早く動いた。
中心部に歪みのあるトランプを幸子の目の前にかざす。幸子の姿はトランプに吸い込まれるようにその場から消えた。
「ヌフフ…」
込み上げてくる笑いを抑える事ができない。
私は勝ったのだ。
雲雀恭弥に…アラウディに…忌々しい雲に……!!
「ヌハハハッ!幸子は私のものだ!!」
ついに己の愛するものを手に入れ、歓喜に満ちたデイモンの笑い声が辺りに響き渡った。
晴のボンゴレギアを媒体にした凄まじい炎のエネルギーが、デイモンの拳から雲雀目掛けて放たれた。
そのエネルギーはうねりをあげ、辺りに爆発にも似た凄まじい衝撃と風圧を巻き起こした。
「恭弥ーーっ!!!」
今度こそ幸子は声の限りに叫んでいた。
爆風で舞い上がった小さな床石が己にあたる事など気にせずに、幸子は雲雀の名を呼びながら駆け出していた。
「幸子さん!!」
横をすり抜けた幸子に声をかけた沢田が、今度は あっ、と声を上げた。
後方に飛ばされた雲雀の姿を認めたのだ。
「かわしてる!!」
「わざと外したのですよ」
デイモンが雲雀に向かってトランプを投げた。
拡大したトランプの中心に空間の歪みが現れる。歪みは雲雀を吸い込むと、再び元の大きさに戻りデイモンの手に収まった。
「恭弥!!」
歩みを止めた幸子が蒼白な顔で叫んだ。
「ヌフフ。彼にも他の守護者同様、幻覚でできた異空間へ行って頂きました。これ以上の戦いは無意味。勝負の行方は明白ですからね」
「雲雀恭弥という男を解っていませんね。追い詰められてからが彼の本当の強さです」
「それでも私には勝てませんよ。私の使えるボンゴレギアは1つではない」
『君達と私ではスペックが圧倒的に違う』
デイモンの腹に現れた唇が雲雀が貫いた穴をベロンと舐めると、傷は瞬時に回復した。
もはや人の成せる技ではない。
「雲雀恭弥もまた、愚かな10代目ボス候補の最期を伝える語り部として…私が創る新しいボンゴレの目撃者として生き続けてもらいましょう」
これから目にする現実に、その精神が耐えられたら…の話ですが。
「さて…これで邪魔者は消え去りました」
デイモンの瞳がゆっくりと幸子を捕らえた。
「!!」
「約束を果たしましょうか…」
後退ろうとした時にはもうデイモンは幸子の目の前に立っていた。
「約束通り迎えに来ましたよ、幸子」
「あ…」
幸子の唇が恐怖に震えた。
「愛していますよ、幸子。もう二度と離しません」
「…やっ……恭弥…」
「ヌフフフ。雲雀恭弥は来ませんよ」
いつも私の邪魔をする忌々しい雲はもう手出しをできない。ああ、やっと…夢にまで見たこの瞬間が訪れた。
「幸子さん!!」
沢田が叫んでこちらに駆けつけようとしている。しかし、沢田よりデイモンが一瞬早く動いた。
中心部に歪みのあるトランプを幸子の目の前にかざす。幸子の姿はトランプに吸い込まれるようにその場から消えた。
「ヌフフ…」
込み上げてくる笑いを抑える事ができない。
私は勝ったのだ。
雲雀恭弥に…アラウディに…忌々しい雲に……!!
「ヌハハハッ!幸子は私のものだ!!」
ついに己の愛するものを手に入れ、歓喜に満ちたデイモンの笑い声が辺りに響き渡った。