雲雀恭弥vs.D・スペード
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デイモンのトンファーから伸びたチェーンがしなり、唸りをあげ雲雀を襲う。
雲雀は寸手のところでデイモンから離れ、それを避けた。
ダッと片膝をついて着地した雲雀の頬が切れ、血が一筋伝う。
「っ!!」
幸子は唇をきつく噛み締めて、今にも雲雀の名を叫び泣き出したい気持ちを懸命に堪えた。
雲雀の勝利を確信していても、雲雀が傷つくのを見るのは辛すぎる。でも……
(私がここで泣き叫ぶ訳にはいかない…!)
心を奮い立たせながら再度戦いに目をやると、デイモンが刺に覆われた球状の物体を増殖させていた。
あの球体には見覚えがある。
あれは…雲雀の球針態。
なぜデイモンが雲雀の技を使えるのかは分からない。しかしデイモンの周囲に浮かぶ球体は、禍々しさを纏ってはいるが確かに球針態であった。
「まんまヒバリの雲のボンゴレギアだな」
「でも、なぜこんな事が」
「私の属性だからです」
リボーンと沢田の疑問に答えるようにデイモンがニヤリと笑うと、それを聞いていた骸が強い口調で言い返した。
「お前の属性は霧です!!」
「ええ。そうですよ。そうですとも」
と髪をかき上げたデイモンの左耳には…霧のボンゴレギア…。
雲のボンゴレギアだけではなく、霧のボンゴレギアもデイモンは手にしていた。
その矛盾に骸とリボーンは気づく。
「1人の人間が2つや3つの属性を持つ例はありますが、これだけ多くの属性を持つなど不可能だ」
「となると答えは1つ。あのボンゴレギアは幻覚で作られた」
「まやかしだね」
雲雀が再びトンファーを構える。
球針態を増殖させながら、ダッと地を蹴った。今度はデイモンも雲雀に応戦するように動く。
両者の球針態が激突した。
雲雀は寸手のところでデイモンから離れ、それを避けた。
ダッと片膝をついて着地した雲雀の頬が切れ、血が一筋伝う。
「っ!!」
幸子は唇をきつく噛み締めて、今にも雲雀の名を叫び泣き出したい気持ちを懸命に堪えた。
雲雀の勝利を確信していても、雲雀が傷つくのを見るのは辛すぎる。でも……
(私がここで泣き叫ぶ訳にはいかない…!)
心を奮い立たせながら再度戦いに目をやると、デイモンが刺に覆われた球状の物体を増殖させていた。
あの球体には見覚えがある。
あれは…雲雀の球針態。
なぜデイモンが雲雀の技を使えるのかは分からない。しかしデイモンの周囲に浮かぶ球体は、禍々しさを纏ってはいるが確かに球針態であった。
「まんまヒバリの雲のボンゴレギアだな」
「でも、なぜこんな事が」
「私の属性だからです」
リボーンと沢田の疑問に答えるようにデイモンがニヤリと笑うと、それを聞いていた骸が強い口調で言い返した。
「お前の属性は霧です!!」
「ええ。そうですよ。そうですとも」
と髪をかき上げたデイモンの左耳には…霧のボンゴレギア…。
雲のボンゴレギアだけではなく、霧のボンゴレギアもデイモンは手にしていた。
その矛盾に骸とリボーンは気づく。
「1人の人間が2つや3つの属性を持つ例はありますが、これだけ多くの属性を持つなど不可能だ」
「となると答えは1つ。あのボンゴレギアは幻覚で作られた」
「まやかしだね」
雲雀が再びトンファーを構える。
球針態を増殖させながら、ダッと地を蹴った。今度はデイモンも雲雀に応戦するように動く。
両者の球針態が激突した。