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ボンゴレアジトのキッチンで幸子は京子とハルから話を聞いていた。
話の内容はほぼクロームの事だった。
「――という訳で、クロームちゃん全然ご飯食べないんです」
「ビアンキさんからクロームちゃんのお話を聞いたんだけど、私達やっぱり心配で…」
熱心に話す様子から彼女達がいかにクロームを想っているか心底伝わってくる。
だからこそ自分に出来るなら力になりたい。
「私、クロームちゃんの様子を見に行ってくるね。少し話をしてみるよ」
「ホント、幸子さん!?」
「幸子ちゃん、ありがとうございます!!」
幸子自身はクロームをよく知っていた。彼女と仲良くなったきっかけ。あれは確か――。
考えている間にクロームの部屋の前に着いた。小さくドアをノックして呼びかけてみる。
「クロームちゃん」
かなりの間があり、ウィィンと低い音を立ててドアが開いた。半身を隠し縮こまったクロームが恥ずかしそうにこちらを伺っていた。
「………幸子」
「ちょっとだけ話せるかな?」
コクリと小さく頷き、部屋へと招き入れてくれた。2人並んでベッドに腰かける。
「………雲の人」
「ん?」
「……怒られない?」
おずおずと尋ねてきたクロームを安心させるように首を横に振る。
「ちゃんと恭弥に許可を取って来てるから大丈夫だよ」
クロームは安心したのか小さく微笑んだ。幸子も同じように微笑みを洩らす。
話の内容はほぼクロームの事だった。
「――という訳で、クロームちゃん全然ご飯食べないんです」
「ビアンキさんからクロームちゃんのお話を聞いたんだけど、私達やっぱり心配で…」
熱心に話す様子から彼女達がいかにクロームを想っているか心底伝わってくる。
だからこそ自分に出来るなら力になりたい。
「私、クロームちゃんの様子を見に行ってくるね。少し話をしてみるよ」
「ホント、幸子さん!?」
「幸子ちゃん、ありがとうございます!!」
幸子自身はクロームをよく知っていた。彼女と仲良くなったきっかけ。あれは確か――。
考えている間にクロームの部屋の前に着いた。小さくドアをノックして呼びかけてみる。
「クロームちゃん」
かなりの間があり、ウィィンと低い音を立ててドアが開いた。半身を隠し縮こまったクロームが恥ずかしそうにこちらを伺っていた。
「………幸子」
「ちょっとだけ話せるかな?」
コクリと小さく頷き、部屋へと招き入れてくれた。2人並んでベッドに腰かける。
「………雲の人」
「ん?」
「……怒られない?」
おずおずと尋ねてきたクロームを安心させるように首を横に振る。
「ちゃんと恭弥に許可を取って来てるから大丈夫だよ」
クロームは安心したのか小さく微笑んだ。幸子も同じように微笑みを洩らす。