ひばり
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笹川了平が過去から現れたことにより7つのボンゴレリングが揃い結界が出来た為、幸子達と白い装置はテレポーテーションから守られた。
そして若きボンゴレボス候補と守護者達に、この時代のボンゴレボスからの贈り物――ボンゴレ匣が授けられる。
色々あった。そしてこの先に待ち受けるものも色々あるだろう。
だが一先ずは――
「一刻も早くアジトの仲間の元へ帰るといい。
10日後の白蘭サンとの戦いの事はまた話し合うとして一時解散しよう」
入江が提案する。
それがいいと幸子も思った。
怪我人もたくさんいる。
やることも山程ある。
だが複雑な話は置いておいて、まずはゆっくり休むのだ。難しいことはそのあと考えればいい。
雲雀の私邸に戻るとすぐにフライパンに入っていたハンバーグを温め直した。
キッチンいっぱいに美味しそうな匂いが漂う。
(不思議だな…)
まさか雲雀に食べてもらおうと作ったハンバーグを10年前の雲雀に振る舞う事になるとは。
さっと付け合わせを作り、温まったハンバーグを皿に移した時、ふと朝の雲雀の言葉を思い出した。
『喜ぶな』
まるで自分以外が食べる前提のような言葉。
(恭弥は分かっていたんだ…。ここに帰ってくる時、自分も入れ替わってるって……)
胸が締め付けられるような感覚を覚え、鼻の奥がツンとする。
「幸子」
「恭弥!?」
声をかけられ振り返ると、キッチンの入口に雲雀が立っていた。
痺れを切らせてやって来たのだろう。
危険な敵基地から去ろうとした恋人は、意外にもあっさりとここに戻る事を承諾してくれた(これもハンバーグ効果か)。
幼さを残す10年前の彼はしかし、今と変わらないまなざしで幸子を見つめていて。幸子の心はまた、愛しさで締め付けられるのであった。
そして若きボンゴレボス候補と守護者達に、この時代のボンゴレボスからの贈り物――ボンゴレ匣が授けられる。
色々あった。そしてこの先に待ち受けるものも色々あるだろう。
だが一先ずは――
「一刻も早くアジトの仲間の元へ帰るといい。
10日後の白蘭サンとの戦いの事はまた話し合うとして一時解散しよう」
入江が提案する。
それがいいと幸子も思った。
怪我人もたくさんいる。
やることも山程ある。
だが複雑な話は置いておいて、まずはゆっくり休むのだ。難しいことはそのあと考えればいい。
雲雀の私邸に戻るとすぐにフライパンに入っていたハンバーグを温め直した。
キッチンいっぱいに美味しそうな匂いが漂う。
(不思議だな…)
まさか雲雀に食べてもらおうと作ったハンバーグを10年前の雲雀に振る舞う事になるとは。
さっと付け合わせを作り、温まったハンバーグを皿に移した時、ふと朝の雲雀の言葉を思い出した。
『喜ぶな』
まるで自分以外が食べる前提のような言葉。
(恭弥は分かっていたんだ…。ここに帰ってくる時、自分も入れ替わってるって……)
胸が締め付けられるような感覚を覚え、鼻の奥がツンとする。
「幸子」
「恭弥!?」
声をかけられ振り返ると、キッチンの入口に雲雀が立っていた。
痺れを切らせてやって来たのだろう。
危険な敵基地から去ろうとした恋人は、意外にもあっさりとここに戻る事を承諾してくれた(これもハンバーグ効果か)。
幼さを残す10年前の彼はしかし、今と変わらないまなざしで幸子を見つめていて。幸子の心はまた、愛しさで締め付けられるのであった。