語られる真相
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反射的に目を瞑った沢田であったが、体の何処にも焼けるような痛みが走る事はなかった。
「あ、あれ……!?」
閉じていた目を開いてそこを見る。床にうつ伏せに倒れていたのはチェルベッロだ。
倒れたチェルベッロから更に視線をあげると、立っていたのは硝煙をあげた銃を持つ入江正一と――
「ヒ、ヒバリさん!!」
トンファーを構えた雲雀恭弥であった。
しかも風紀委員の雲雀だ。どうやら彼も10年バズーカで入れ替わったらしい。
入江と、どこからともなく現れた雲雀が、チェルベッロを伸してしまったようだが、色々と疑問も残る。
その疑問を沢田が口にするより早く、雲雀のトンファーが入江の喉元に充てられた。
「ねえ、君。並中では武器の所持は僕以外は禁止されているんだけど?」
「ひっ…!! お、落ち着いて雲雀君!」
「恭弥!待って待って!!」
雲雀の背後から現れた幸子が攻撃体制の彼を必死で制した。
ここ…並中じゃないんだけど……!! とは誰もつっこまなかったので、沢田はそっと心の中でつっこんでおいた。それから話を戻す。
「幸子さん!無事だったんですね?!!」
「沢田君達も。無事…?、で良かった」
危機一髪の所だったので、無事…と言ってから首を傾げてしまったが、大事なかった事に変わりないので よしとする。
「ヒバリ、一体オメー何処から現れた?」
「上だよ」
リボーンの問いかけにクイと顎で上を示す雲雀。
なるほど。天井に近い壁にぽっかりと穴が開いている。どうやら雲雀と幸子が通ってきた通路の終点は入江の部屋(の壁)であったようだ。
「それより…」
と雲雀がまたギロリと入江を睨めば、入江は無抵抗ですと言わんばかりに、首と両手をぶんぶんと横に振った。
「待って、恭弥。私…この人に逢ったことある…」
「?…」
それを遮る幸子の言葉に、今度は縦に大きく頷く入江。
「う、うん。そうだよ、木梨幸子さん。雲雀君の家でね」
「僕は君なんて知らない」
「ち、違うって。君の時代でいうと10年後の君の家って意味さ」
「あっ…!!」
思い出した…!
あの時…雲雀が深夜に密会をしていた時に、沢田と共に部屋にいた男だ。
「あ、あなたが入江正一!?」
雲雀と一緒にいた、という事は――!?
「そう。僕は君達の味方だよ」
ミルフィオーレの隊服を脱ぎ捨て私服に戻った入江がペタリとその場に尻もちをついた。
「あ、あれ……!?」
閉じていた目を開いてそこを見る。床にうつ伏せに倒れていたのはチェルベッロだ。
倒れたチェルベッロから更に視線をあげると、立っていたのは硝煙をあげた銃を持つ入江正一と――
「ヒ、ヒバリさん!!」
トンファーを構えた雲雀恭弥であった。
しかも風紀委員の雲雀だ。どうやら彼も10年バズーカで入れ替わったらしい。
入江と、どこからともなく現れた雲雀が、チェルベッロを伸してしまったようだが、色々と疑問も残る。
その疑問を沢田が口にするより早く、雲雀のトンファーが入江の喉元に充てられた。
「ねえ、君。並中では武器の所持は僕以外は禁止されているんだけど?」
「ひっ…!! お、落ち着いて雲雀君!」
「恭弥!待って待って!!」
雲雀の背後から現れた幸子が攻撃体制の彼を必死で制した。
ここ…並中じゃないんだけど……!! とは誰もつっこまなかったので、沢田はそっと心の中でつっこんでおいた。それから話を戻す。
「幸子さん!無事だったんですね?!!」
「沢田君達も。無事…?、で良かった」
危機一髪の所だったので、無事…と言ってから首を傾げてしまったが、大事なかった事に変わりないので よしとする。
「ヒバリ、一体オメー何処から現れた?」
「上だよ」
リボーンの問いかけにクイと顎で上を示す雲雀。
なるほど。天井に近い壁にぽっかりと穴が開いている。どうやら雲雀と幸子が通ってきた通路の終点は入江の部屋(の壁)であったようだ。
「それより…」
と雲雀がまたギロリと入江を睨めば、入江は無抵抗ですと言わんばかりに、首と両手をぶんぶんと横に振った。
「待って、恭弥。私…この人に逢ったことある…」
「?…」
それを遮る幸子の言葉に、今度は縦に大きく頷く入江。
「う、うん。そうだよ、木梨幸子さん。雲雀君の家でね」
「僕は君なんて知らない」
「ち、違うって。君の時代でいうと10年後の君の家って意味さ」
「あっ…!!」
思い出した…!
あの時…雲雀が深夜に密会をしていた時に、沢田と共に部屋にいた男だ。
「あ、あなたが入江正一!?」
雲雀と一緒にいた、という事は――!?
「そう。僕は君達の味方だよ」
ミルフィオーレの隊服を脱ぎ捨て私服に戻った入江がペタリとその場に尻もちをついた。