鏡の中の笑顔
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仮面の男は有無を言わさず説明を始めた。
「ボクは今から鏡の中に隠れる。そうすると鏡には無数のボクが映るから、その中からホンモノを見つけるんだ。簡単でしょ?」
「そんなものに付き合うなんて一言も言ってないよ」
「それはボクに負けるのが怖いってコトかな?」
「!!!」
ここまで言われて引き下がる雲雀ではない。
仮面の男は彼の性格をよく心得ている。…逢ったばかりだというのに。
雲雀が睨みを利かせながら押し黙ると、それをかくれんぼへの肯定と受けとり 仮面の男はまたルール説明を続行した。
「君が鏡の中から見事ホンモノのボクを見つけ出したら ここを通してあげる。
その代わり、一度でも外れたら――君にも代償を払ってもらう」
仮面の笑顔がちらりと幸子に移動して、また雲雀に向けられた。
「そうだな。君が負けたら彼女を頂くよ」
「えっ!?」
声をあげたのは幸子。
思わぬ所で自分に白羽の矢が立ち驚きを隠せない。
「君の隣にいるより、ボクといる方がしっくりくると思うんだ」
「そんな…勝手なこと…」
「もちろん受けて立つよね――雲雀チャン♪」
幸子の意思など完璧に無視して仮面の男は話を進めてしまう。
ゆっくり…ゆっくりと、雲雀の闘志が燃える。
「君は悪ふざけがすぎる。風紀委員として僕が制裁を加えよう」
幸子は己のものだ。それはどの時代においても例外ではない。
例え遊びであったとしても、幸子を賭けてしまった事を後悔させてやろう。今すぐに。
「恭弥…」
「問題ないよ。すぐに終わらせる」
「っ、うん……っ」
不安そうな幸子の頬をさらりと撫で、雲雀は仮面の男と向き合った。
「それじゃ始めようか」
これより雲雀と仮面の男の"かくれんぼ"が始まる。
「ボクは今から鏡の中に隠れる。そうすると鏡には無数のボクが映るから、その中からホンモノを見つけるんだ。簡単でしょ?」
「そんなものに付き合うなんて一言も言ってないよ」
「それはボクに負けるのが怖いってコトかな?」
「!!!」
ここまで言われて引き下がる雲雀ではない。
仮面の男は彼の性格をよく心得ている。…逢ったばかりだというのに。
雲雀が睨みを利かせながら押し黙ると、それをかくれんぼへの肯定と受けとり 仮面の男はまたルール説明を続行した。
「君が鏡の中から見事ホンモノのボクを見つけ出したら ここを通してあげる。
その代わり、一度でも外れたら――君にも代償を払ってもらう」
仮面の笑顔がちらりと幸子に移動して、また雲雀に向けられた。
「そうだな。君が負けたら彼女を頂くよ」
「えっ!?」
声をあげたのは幸子。
思わぬ所で自分に白羽の矢が立ち驚きを隠せない。
「君の隣にいるより、ボクといる方がしっくりくると思うんだ」
「そんな…勝手なこと…」
「もちろん受けて立つよね――雲雀チャン♪」
幸子の意思など完璧に無視して仮面の男は話を進めてしまう。
ゆっくり…ゆっくりと、雲雀の闘志が燃える。
「君は悪ふざけがすぎる。風紀委員として僕が制裁を加えよう」
幸子は己のものだ。それはどの時代においても例外ではない。
例え遊びであったとしても、幸子を賭けてしまった事を後悔させてやろう。今すぐに。
「恭弥…」
「問題ないよ。すぐに終わらせる」
「っ、うん……っ」
不安そうな幸子の頬をさらりと撫で、雲雀は仮面の男と向き合った。
「それじゃ始めようか」
これより雲雀と仮面の男の"かくれんぼ"が始まる。