時など超える
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受け入れてしまえば、次に浮かび上がる当然の疑問。
「ここ、どこ?」
「ミルフィオーレファミリーのメローネ基地」
「ミルフィオーレ…? どこの学校だい?」
「ち、違うってば。ミルフィオーレはボンゴレと敵対するマフィアのファミリーだよっ」
「ボンゴレ…?」
聞き返した雲雀の眉間に僅かに皺が寄る。
「幸子。君 まだそんなものと付き合いがあるのかい?」
「そ、そんなものなんて言わないのっ。恭弥にとっても私にとっても大切なものなんだから」
「僕はそんなものを大切だと言った覚えはないよ」
「……」
思いっきり心外そうな顔をされてしまった…。
まあ、この件に関しては現在の雲雀も、この十年前の彼と同意見であろう気もする。
「と、とにかく…、今はミルフィオーレの基地にいるってこと」
「ふうん」
と関心なさそうに相槌を打つと、雲雀は踵を返した。
「き、恭弥!どこ行くのっ!?」
「帰る」
「えっ、か…帰るってなんで急に!?」
「僕には関係のない事だ。もちろん君にも」
"君にも"を強調する雲雀の口調は有無を言わせないものがあった。
この若きボンゴレ雲の守護者は 間違いなく自分を強制的に連れ帰ろうとしている。
離れ離れになった草壁達、それに姿の見えない沢田が心配だ。なんとかしなくては…。
「並盛…」
「ん?」
と雲雀が足を止めた。
関心が……ある!?
「並盛の危機なんだよ!」
強ち間違いではないだろうと、幸子はここぞとばかりに芝居がかった口調で大袈裟に言った。
雲雀は黙って幸子の真正面に向かい合う。完全に話を聞く体勢だ。
「聞くよ」
「ありがとう、恭弥。実はね…」
「ここ、どこ?」
「ミルフィオーレファミリーのメローネ基地」
「ミルフィオーレ…? どこの学校だい?」
「ち、違うってば。ミルフィオーレはボンゴレと敵対するマフィアのファミリーだよっ」
「ボンゴレ…?」
聞き返した雲雀の眉間に僅かに皺が寄る。
「幸子。君 まだそんなものと付き合いがあるのかい?」
「そ、そんなものなんて言わないのっ。恭弥にとっても私にとっても大切なものなんだから」
「僕はそんなものを大切だと言った覚えはないよ」
「……」
思いっきり心外そうな顔をされてしまった…。
まあ、この件に関しては現在の雲雀も、この十年前の彼と同意見であろう気もする。
「と、とにかく…、今はミルフィオーレの基地にいるってこと」
「ふうん」
と関心なさそうに相槌を打つと、雲雀は踵を返した。
「き、恭弥!どこ行くのっ!?」
「帰る」
「えっ、か…帰るってなんで急に!?」
「僕には関係のない事だ。もちろん君にも」
"君にも"を強調する雲雀の口調は有無を言わせないものがあった。
この若きボンゴレ雲の守護者は 間違いなく自分を強制的に連れ帰ろうとしている。
離れ離れになった草壁達、それに姿の見えない沢田が心配だ。なんとかしなくては…。
「並盛…」
「ん?」
と雲雀が足を止めた。
関心が……ある!?
「並盛の危機なんだよ!」
強ち間違いではないだろうと、幸子はここぞとばかりに芝居がかった口調で大袈裟に言った。
雲雀は黙って幸子の真正面に向かい合う。完全に話を聞く体勢だ。
「聞くよ」
「ありがとう、恭弥。実はね…」