風紀委員長、来る!
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ドドウッ!!という大きな爆発音が雲雀の頭上で起きた。…にもかかわらず、渦中の雲雀は全くの無傷。
「へ…借りは返したぜ…」
道を作る為に雲雀が球針態で破壊してできた場所から現れた獄寺が、草壁に肩を担がれながら血の滲む口元を引き上げて言った。
SISTEAM C.A.I.が間一髪、幻海牛(スペットロ・ヌディブランキ)の攻撃から雲雀を守ったのだ。
「恭さん!!!」
背中にランボとイーピンを背負い、両肩に晴と嵐の守護者を担いだ草壁が叫んだ。
隣にクロームもいる。どうやら守護者達と合流できたようだ(笹川も獄寺も手負いだが)
「草壁君!」
「幸子さん! 無事だったか!?」
「うん、私は。……でも」
と視線で促す。
倒れている山本とラルを見て草壁は眉を潜めた。
守護者達は傷つき倒れ、唯一の頼みの綱である雲雀は十年前の姿に。
そしてあろうことか相手は6弔花の幻騎士。まさに絶体絶命だ。
そんな事を知る由もない雲雀は怒りの滲む声音で言った。
「草壁哲矢。いつ群れていいと言った? 君には風紀委員を退会してもらう」
どうやら草壁を並中生と勘違いしているらしい。ともあれ、切り抜けるには雲雀の力がどうしても必要だ。
「恭さん!リングの炎です!! 匣で応戦を」
草壁は必死で叫ぶ。僅かでもいい。炎が出れば或いは…。
「ボックスが何かは知らないけど。リングの炎…跳ね馬みたいな口ぶりがイラつくな」
切れ長の目が凛とした炎を灯して草壁を見た。
十年前のディーノが雲雀に告げていた内容。
「あの男もこれからの戦いに重要になるのはリングの炎だとうるさくてね」
握りしめた拳の中心で、雲のリングが煌めいた。刹那。
目映いばかりの死ぬ気の炎がリングから放出された。鮮やかな紫色をしたそれは、純度の高い雲の炎の証。
「君達なんて来なくてもよかったのに」
ボンゴレ雲の守護者が秘めたる闘志を露にする…。
「へ…借りは返したぜ…」
道を作る為に雲雀が球針態で破壊してできた場所から現れた獄寺が、草壁に肩を担がれながら血の滲む口元を引き上げて言った。
SISTEAM C.A.I.が間一髪、幻海牛(スペットロ・ヌディブランキ)の攻撃から雲雀を守ったのだ。
「恭さん!!!」
背中にランボとイーピンを背負い、両肩に晴と嵐の守護者を担いだ草壁が叫んだ。
隣にクロームもいる。どうやら守護者達と合流できたようだ(笹川も獄寺も手負いだが)
「草壁君!」
「幸子さん! 無事だったか!?」
「うん、私は。……でも」
と視線で促す。
倒れている山本とラルを見て草壁は眉を潜めた。
守護者達は傷つき倒れ、唯一の頼みの綱である雲雀は十年前の姿に。
そしてあろうことか相手は6弔花の幻騎士。まさに絶体絶命だ。
そんな事を知る由もない雲雀は怒りの滲む声音で言った。
「草壁哲矢。いつ群れていいと言った? 君には風紀委員を退会してもらう」
どうやら草壁を並中生と勘違いしているらしい。ともあれ、切り抜けるには雲雀の力がどうしても必要だ。
「恭さん!リングの炎です!! 匣で応戦を」
草壁は必死で叫ぶ。僅かでもいい。炎が出れば或いは…。
「ボックスが何かは知らないけど。リングの炎…跳ね馬みたいな口ぶりがイラつくな」
切れ長の目が凛とした炎を灯して草壁を見た。
十年前のディーノが雲雀に告げていた内容。
「あの男もこれからの戦いに重要になるのはリングの炎だとうるさくてね」
握りしめた拳の中心で、雲のリングが煌めいた。刹那。
目映いばかりの死ぬ気の炎がリングから放出された。鮮やかな紫色をしたそれは、純度の高い雲の炎の証。
「君達なんて来なくてもよかったのに」
ボンゴレ雲の守護者が秘めたる闘志を露にする…。