裏 球針態
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3つのリングに宿された雲の炎を匣に注入する。
「匣を殺してしまわぬように炎を注入するのが難しくてね」
言葉とは裏腹に 雲雀は難なく3つのリングの炎を注入していく。やがて一定量を越えた雲の匣にヒビが入り、音を立てて砕けた。
その側から眩いばかりの紫の炎に包まれた雲ハリネズミが姿を現す。
「裏 球針態」
雲雀の両手に抱えたロールが球針態となって広間を覆い尽くしていく…。
それはピンポイントに幻騎士のみを飲み込んで更に広がっていった。
「恭弥…」
幸子は山本とラルの側に立ち、目の前の巨大な球針態を見上げた。
雲雀と幻騎士は この中で2人だけで最後の戦いを繰り広げるのだ。
『ユキコ ユキコ』
「ヒバード…!?」
可愛らしい声に呼ばれてそちらを見れば、ヒバードがパタパタと飛んできて幸子の肩に舞い降りた。
ヒバードは確か雲雀のスーツのポケットに入り込んで眠っていたはず。空気を察知して飛んできたのだろうか。
『ヒバリ ヒバリ』
「うん、一緒にここで待とう。恭弥の帰りを」
そっとヒバードの柔らかい羽毛に頬を寄せた。
「匣を殺してしまわぬように炎を注入するのが難しくてね」
言葉とは裏腹に 雲雀は難なく3つのリングの炎を注入していく。やがて一定量を越えた雲の匣にヒビが入り、音を立てて砕けた。
その側から眩いばかりの紫の炎に包まれた雲ハリネズミが姿を現す。
「裏 球針態」
雲雀の両手に抱えたロールが球針態となって広間を覆い尽くしていく…。
それはピンポイントに幻騎士のみを飲み込んで更に広がっていった。
「恭弥…」
幸子は山本とラルの側に立ち、目の前の巨大な球針態を見上げた。
雲雀と幻騎士は この中で2人だけで最後の戦いを繰り広げるのだ。
『ユキコ ユキコ』
「ヒバード…!?」
可愛らしい声に呼ばれてそちらを見れば、ヒバードがパタパタと飛んできて幸子の肩に舞い降りた。
ヒバードは確か雲雀のスーツのポケットに入り込んで眠っていたはず。空気を察知して飛んできたのだろうか。
『ヒバリ ヒバリ』
「うん、一緒にここで待とう。恭弥の帰りを」
そっとヒバードの柔らかい羽毛に頬を寄せた。