雲雀恭弥vs.幻騎士
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
不可思議な鋼鉄の柱で構成されていた広間がまるでジャングルの密林のようなそれに変わっていく。
「恭弥…!」
「幸子、ここにいて」
然して驚いた様子もなく、雲雀はゆっくりと幸子を降ろした。そして不敵な笑みを湛えたまま目の前の剣士に視線を向ける。
「ふうん。どうやら君は霧の幻術使いのようだね」
釣られて幸子も立ちはだかる剣士を見た。
腰の両側に二本ずつ、四本もの長剣を携えた男。据わっている眼光に宿る光は、雲雀を前にしても失われる事はなかった。
(この人…怖い……)
幻騎士の与えるプレッシャーからか、喉がカラカラに渇き 幸子はごくりと唾を飲んだ。
「大丈夫だよ」
雲雀が幸子を安心させるように その頬をさらりと撫でた。
「それより」
と視線を横に走らせる。
雲雀の視線を追うと、その先に見覚えある2人が倒れていた。
「山本君!ラルさん!!」
駆けつけてみると2人の意識はない。特に山本は重傷を負っていた。
「酷い怪我…。すぐに手当てしないと……!」
「安心しろ。ボンゴレ雨の守護者には 雲雀恭弥を葬った後、直ぐに引導を渡してやる」
冷たく言い放つ幻騎士。
反射的に幸子はキッと幻騎士を睨み付けた。
「恭弥はあなたには負けない!」
「威勢がいいな。心配しなくともお前もすぐに2人の後を追わせてやろう。雲雀の女よ」
「っ……」
怖い…。ほんの少し自分に殺気が向けられただけで足がすくんでしまう。
それでも雲雀の勝利を信じている証拠として幻騎士から目を逸らさずにいると、雲雀が守るように幸子の前に歩みを進めた。
「それは叶わないよ」
スーツのポケットからリングを取り出し指に嵌める。
「君に個人的な恨みはないけど僕は術士が嫌いでね。這いつくばらせたくなる」
ボウッと鮮やかな紫の炎がリングを包み込んだ。
「恭弥…!」
「幸子、ここにいて」
然して驚いた様子もなく、雲雀はゆっくりと幸子を降ろした。そして不敵な笑みを湛えたまま目の前の剣士に視線を向ける。
「ふうん。どうやら君は霧の幻術使いのようだね」
釣られて幸子も立ちはだかる剣士を見た。
腰の両側に二本ずつ、四本もの長剣を携えた男。据わっている眼光に宿る光は、雲雀を前にしても失われる事はなかった。
(この人…怖い……)
幻騎士の与えるプレッシャーからか、喉がカラカラに渇き 幸子はごくりと唾を飲んだ。
「大丈夫だよ」
雲雀が幸子を安心させるように その頬をさらりと撫でた。
「それより」
と視線を横に走らせる。
雲雀の視線を追うと、その先に見覚えある2人が倒れていた。
「山本君!ラルさん!!」
駆けつけてみると2人の意識はない。特に山本は重傷を負っていた。
「酷い怪我…。すぐに手当てしないと……!」
「安心しろ。ボンゴレ雨の守護者には 雲雀恭弥を葬った後、直ぐに引導を渡してやる」
冷たく言い放つ幻騎士。
反射的に幸子はキッと幻騎士を睨み付けた。
「恭弥はあなたには負けない!」
「威勢がいいな。心配しなくともお前もすぐに2人の後を追わせてやろう。雲雀の女よ」
「っ……」
怖い…。ほんの少し自分に殺気が向けられただけで足がすくんでしまう。
それでも雲雀の勝利を信じている証拠として幻騎士から目を逸らさずにいると、雲雀が守るように幸子の前に歩みを進めた。
「それは叶わないよ」
スーツのポケットからリングを取り出し指に嵌める。
「君に個人的な恨みはないけど僕は術士が嫌いでね。這いつくばらせたくなる」
ボウッと鮮やかな紫の炎がリングを包み込んだ。