雲雀恭弥vs.幻騎士
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己の構築した幻覚の前に傷つき倒れた山本を その男は見下ろしていた。
「殺す前に遺言を聞いてやろうと思ったが、口を聞くことも出来ぬようだな」
床に突っ伏したまま 焦点の合わない目で己を見る山本に冷たく言い放ち、その男――幻騎士は剣の柄に手を添えた。
「今、楽にしてやる」
高々と掲げた剣に霧の炎がまとわりついていく。
「ボンゴレ雨の守護者よ。
貴様に敬意を表し…我が最高の太刀で葬ってやる。さらばだ」
剣を振り下ろす。
ビキッ!!
「?」
壁に亀裂が走り、幻騎士は動きを止めた。
次いで聞こえてきたゴゴゴ…という地響きのような音に壁を見る。瞬間。
ドオオッという轟音と共に広間の半分以上の壁が破壊された。
「ああ 君…丁度いい」
破壊された瓦礫から舞う砂埃の向こうから聞こえてきた涼やかな声。
「白くて丸い装置は この先だったかな?」
圧倒的な破壊力を秘めて高速回転する巨大な球体を従え、その腕に女を抱いた黒いスーツの男が言った。
幻騎士にはすぐに男が何者なのか判った。
「ボンゴレ雲の守護者 雲雀恭弥か…」
その青灰色の瞳が一言も発することなく幻騎士を鋭く射抜いている。
「貴様のその問いに答える必要はない」
と幻騎士が霧の匣を開匣した。
禍々しい何かが飛び出し、雲雀が破壊した壁をも覆い尽くしながら、草木生い茂る地形に変えていく――‥
「殺す前に遺言を聞いてやろうと思ったが、口を聞くことも出来ぬようだな」
床に突っ伏したまま 焦点の合わない目で己を見る山本に冷たく言い放ち、その男――幻騎士は剣の柄に手を添えた。
「今、楽にしてやる」
高々と掲げた剣に霧の炎がまとわりついていく。
「ボンゴレ雨の守護者よ。
貴様に敬意を表し…我が最高の太刀で葬ってやる。さらばだ」
剣を振り下ろす。
ビキッ!!
「?」
壁に亀裂が走り、幻騎士は動きを止めた。
次いで聞こえてきたゴゴゴ…という地響きのような音に壁を見る。瞬間。
ドオオッという轟音と共に広間の半分以上の壁が破壊された。
「ああ 君…丁度いい」
破壊された瓦礫から舞う砂埃の向こうから聞こえてきた涼やかな声。
「白くて丸い装置は この先だったかな?」
圧倒的な破壊力を秘めて高速回転する巨大な球体を従え、その腕に女を抱いた黒いスーツの男が言った。
幻騎士にはすぐに男が何者なのか判った。
「ボンゴレ雲の守護者 雲雀恭弥か…」
その青灰色の瞳が一言も発することなく幻騎士を鋭く射抜いている。
「貴様のその問いに答える必要はない」
と幻騎士が霧の匣を開匣した。
禍々しい何かが飛び出し、雲雀が破壊した壁をも覆い尽くしながら、草木生い茂る地形に変えていく――‥