Teardrop
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渾身の一撃を放った水野薫を、デイモンは大きな鎌で薙いだ。
水野の胸部から鮮血がほとばしる。
「うるさい蝿だ」
「がはっ」
とどめをさそうとしたデイモンの刃から水野を守ったのは、瀕死の重傷を負ったはずの山本武であった。
山本の登場、そして誇りの折れた水野の敗北により、第5の記憶がボンゴレとシモンに授けられる。
そこで見た記憶は、八つ裂きにされるシモン=コザァートの姿ではない。デイモンの計略を見透かし、シモンファミリーを死守する為に集ったΙ世の守護者達であった。
初代シモンは助かっていたのだ。
そして、投獄されるアーデルハイトと水野の悲痛な叫びすら嘲笑うように、デイモンは高らかな笑い声をあげる。
「ヌッフッフッフ…フハハッ!! 確かにプリーモ達との記憶の食い違いには多少驚きましたが…現在の私は土の中の人間達に影響など受けはしない」
残酷な笑みを浮かべたまま続ける。
「ましてや私が思い描くボンゴレの未来は、過去で起きたいかなる事象にも脅かされるものではないのだ」
その言葉に山本の怒りが頂点を越えた。
「お前の相手はオレだ」
「ほほう。図に乗りますねぇ、山本武。しかし、あなたごときがこの私を斬ることなど不可能ですよ。それに――」
山本に向けていた視線を一度雲雀に向け、それから口の端を歪めたままスッと左手を横に出す。
そう、ここからが面白い…。
「そんなに激しい怒りを向けられたら、私の愛しい人が怯えてしまいます」
デイモンの言葉を合図に、茂みの中からゆっくりと何者かが姿を現す。
水野の胸部から鮮血がほとばしる。
「うるさい蝿だ」
「がはっ」
とどめをさそうとしたデイモンの刃から水野を守ったのは、瀕死の重傷を負ったはずの山本武であった。
山本の登場、そして誇りの折れた水野の敗北により、第5の記憶がボンゴレとシモンに授けられる。
そこで見た記憶は、八つ裂きにされるシモン=コザァートの姿ではない。デイモンの計略を見透かし、シモンファミリーを死守する為に集ったΙ世の守護者達であった。
初代シモンは助かっていたのだ。
そして、投獄されるアーデルハイトと水野の悲痛な叫びすら嘲笑うように、デイモンは高らかな笑い声をあげる。
「ヌッフッフッフ…フハハッ!! 確かにプリーモ達との記憶の食い違いには多少驚きましたが…現在の私は土の中の人間達に影響など受けはしない」
残酷な笑みを浮かべたまま続ける。
「ましてや私が思い描くボンゴレの未来は、過去で起きたいかなる事象にも脅かされるものではないのだ」
その言葉に山本の怒りが頂点を越えた。
「お前の相手はオレだ」
「ほほう。図に乗りますねぇ、山本武。しかし、あなたごときがこの私を斬ることなど不可能ですよ。それに――」
山本に向けていた視線を一度雲雀に向け、それから口の端を歪めたままスッと左手を横に出す。
そう、ここからが面白い…。
「そんなに激しい怒りを向けられたら、私の愛しい人が怯えてしまいます」
デイモンの言葉を合図に、茂みの中からゆっくりと何者かが姿を現す。