メローネ基地突入
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
幸子は言葉を失ってしまった。
一見か弱そうな彼女だが、やはりボンゴレ霧の守護者だ。実力は伊達じゃない。
幸子が己を見ている事に気づき、クロームは首を傾げる。
「幸子…?」
「クロームちゃん すごいね。あの人達を簡単に倒しちゃうんだもん」
「そんなこと…ない…」
素直な褒め言葉に慣れていないクロームは、幸子の言葉にポッと顔を赤らめた。
「しかし困りましたね。
これでは沢田さん達の行方を探す処か装置に辿り着くのも難しい」
「場所は大体把握してる。問題ないさ」
再び手にした端末を悔しそうに眺めている草壁からそれを奪い取り、ぽいっと投げ捨てた。
カラン…と小気味良い音を立てて携帯端末が床に落ちた。
「恭さん、まずは他の守護者の安否を……」
「それは君達に任せるよ。僕の目的は彼らと群れる所にはない」
雲雀はあっさりと言って幸子を見た。
「僕は僕の好きなようにやらせてもらうよ。おいで、幸子」
「う、うん…」
幸子は頷きながら雲雀の傍に寄った。
雲雀と一緒の自分は問題ないが、草壁とクローム。それに草壁の背中に背負われた鞄の中で大人しくしているランボとイーピンが心配だ。
「2人共無事で。草壁君、ランボ君とイーピンちゃんをよろしくね」
「任せてくれ」
「雲の人…幻術は…?」
「必要ない。僕は強いからね」
雲雀が不敵に笑った。
再びミルフィオーレ兵へと姿を変えたクロームと草壁を見送り、ふと隣を見れば雲雀と目があった。
こんな状況だと言うのに…その青みがかったグレーの瞳は熱を持って幸子を見つめていた。
「あっ……」
ごく自然に。2人の唇が重なる。
「恭弥…」
「ん?」
「ずっと…ずっと傍にいてくれるよね?」
唇が離れた後。幸子は唐突に質問した。抱き寄せた幸子の背中から腰のラインを撫でてから、雲雀は ふ…と微笑む。
「"僕"はいつでも君の傍にいるよ。幸子」
「っ……」
「だから幸子も "僕"の傍を離れないで」
「うん…っ」
込み上げてくる想いに目頭を熱くしながら、幸子は大きく頷いた。
胸が締め付けられる。
まるで 自分を形作るものひとつひとつが、雲雀を愛していると叫んでいるように。
一見か弱そうな彼女だが、やはりボンゴレ霧の守護者だ。実力は伊達じゃない。
幸子が己を見ている事に気づき、クロームは首を傾げる。
「幸子…?」
「クロームちゃん すごいね。あの人達を簡単に倒しちゃうんだもん」
「そんなこと…ない…」
素直な褒め言葉に慣れていないクロームは、幸子の言葉にポッと顔を赤らめた。
「しかし困りましたね。
これでは沢田さん達の行方を探す処か装置に辿り着くのも難しい」
「場所は大体把握してる。問題ないさ」
再び手にした端末を悔しそうに眺めている草壁からそれを奪い取り、ぽいっと投げ捨てた。
カラン…と小気味良い音を立てて携帯端末が床に落ちた。
「恭さん、まずは他の守護者の安否を……」
「それは君達に任せるよ。僕の目的は彼らと群れる所にはない」
雲雀はあっさりと言って幸子を見た。
「僕は僕の好きなようにやらせてもらうよ。おいで、幸子」
「う、うん…」
幸子は頷きながら雲雀の傍に寄った。
雲雀と一緒の自分は問題ないが、草壁とクローム。それに草壁の背中に背負われた鞄の中で大人しくしているランボとイーピンが心配だ。
「2人共無事で。草壁君、ランボ君とイーピンちゃんをよろしくね」
「任せてくれ」
「雲の人…幻術は…?」
「必要ない。僕は強いからね」
雲雀が不敵に笑った。
再びミルフィオーレ兵へと姿を変えたクロームと草壁を見送り、ふと隣を見れば雲雀と目があった。
こんな状況だと言うのに…その青みがかったグレーの瞳は熱を持って幸子を見つめていた。
「あっ……」
ごく自然に。2人の唇が重なる。
「恭弥…」
「ん?」
「ずっと…ずっと傍にいてくれるよね?」
唇が離れた後。幸子は唐突に質問した。抱き寄せた幸子の背中から腰のラインを撫でてから、雲雀は ふ…と微笑む。
「"僕"はいつでも君の傍にいるよ。幸子」
「っ……」
「だから幸子も "僕"の傍を離れないで」
「うん…っ」
込み上げてくる想いに目頭を熱くしながら、幸子は大きく頷いた。
胸が締め付けられる。
まるで 自分を形作るものひとつひとつが、雲雀を愛していると叫んでいるように。