メローネ基地突入
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敵アジト――ミルフィオーレファミリー日本支部メローネ基地への侵入は容易に成功した。
これも雲雀が多勢の偵察部隊を一手に引き受けてくれた賜物だろう。…無事で良かった。
偵察部隊に身を変えた4人は携帯端末のマップを頼りに進み始めた……が。
「おかしい…。基地内部がマップ情報とかなり変わっています」
端末に表示されているマップと実際の基地内部を見比べながら先頭を行く草壁が振り返った。雲雀が眉を潜める。
「どうやら内部の配置が何らかの要因で様変わりしているみたいだ」
「それではこの端末マップは役に立ちませんね」
「貸して…」
とクロームが草壁から端末を受け取る。
見た目は頭に包帯を巻いた恰幅の良い中年男なので、なんだか異様な光景だ。
端末を手にしたクロームは先頭を歩いていく。
すぐに警備の隊員2人と出会した。
「すまんな。ちょっといいかな?」
「おお、偵察部隊のニコラ隊長殿!!」
警備兵は瞬時に中年男が誰か悟っていた。
それだけ名の知れた手練れがいたにも関わらず ほぼ無傷で帰って来た雲雀はやはりすごいとしか言い様がない。
「ところで端末のマップが役に立たんのだが、どうなっとるんだ?」
「ああ!基地内の施設の配置が変わったんです」
「入江様が基地自体に特殊な構造を施していたらしく…」
"要因"とはそれだ。
「そうだったか…。悪いが新しいマップをくれないか?」
「でしたら準備室のコンピューターで静脈認証さえすればダウンロードできます」
「静脈認証か……はて、困った」
とニコラに扮したクロームが三叉槍で警備兵の一人に不意打ちを浴びせた。
その弾みで霧の幻術が解け出す。
「…ゴメン」
「ぐあ!!」
ニコラの容姿が変わっていく様に驚愕したもう一人の警備兵も、騒ぎになる前にクロームにより倒された。ほぼ同時に4人を覆っていた幻術の効果が切れる。
これも雲雀が多勢の偵察部隊を一手に引き受けてくれた賜物だろう。…無事で良かった。
偵察部隊に身を変えた4人は携帯端末のマップを頼りに進み始めた……が。
「おかしい…。基地内部がマップ情報とかなり変わっています」
端末に表示されているマップと実際の基地内部を見比べながら先頭を行く草壁が振り返った。雲雀が眉を潜める。
「どうやら内部の配置が何らかの要因で様変わりしているみたいだ」
「それではこの端末マップは役に立ちませんね」
「貸して…」
とクロームが草壁から端末を受け取る。
見た目は頭に包帯を巻いた恰幅の良い中年男なので、なんだか異様な光景だ。
端末を手にしたクロームは先頭を歩いていく。
すぐに警備の隊員2人と出会した。
「すまんな。ちょっといいかな?」
「おお、偵察部隊のニコラ隊長殿!!」
警備兵は瞬時に中年男が誰か悟っていた。
それだけ名の知れた手練れがいたにも関わらず ほぼ無傷で帰って来た雲雀はやはりすごいとしか言い様がない。
「ところで端末のマップが役に立たんのだが、どうなっとるんだ?」
「ああ!基地内の施設の配置が変わったんです」
「入江様が基地自体に特殊な構造を施していたらしく…」
"要因"とはそれだ。
「そうだったか…。悪いが新しいマップをくれないか?」
「でしたら準備室のコンピューターで静脈認証さえすればダウンロードできます」
「静脈認証か……はて、困った」
とニコラに扮したクロームが三叉槍で警備兵の一人に不意打ちを浴びせた。
その弾みで霧の幻術が解け出す。
「…ゴメン」
「ぐあ!!」
ニコラの容姿が変わっていく様に驚愕したもう一人の警備兵も、騒ぎになる前にクロームにより倒された。ほぼ同時に4人を覆っていた幻術の効果が切れる。