或る放課後
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その日 幸子はホームルームを終えてすぐに応接室へと向かった。
なんだか不思議な夢を見てしまい、なんとなく雲雀に話したい衝動に駆られていたのだ。
「恭弥、いる?」
幸子は応接室のドアを開けて顔を覗かせた。急いでいた為ノックをするのを忘れてしまったが後の祭りだ。
執務机に着いた雲雀にたしなめられるだろうと思ったが、その心配はなかった。
入口に立つ幸子に背を向け執務机の前に立っているのは…副委員長の草壁。
2人はちょうど話し終えたらしい。草壁が頭を下げ、退室しようと幸子の立つ戸口へ歩いてきた。
「草壁くん、お疲れさま」
「ありがとう 木梨」
すれ違い様 幸子が声をかけると草壁はニッと笑い小さく親指を立てた。
最初こそ見た目も手伝い怖い印象を持っていた草壁であったが、話してみると意外と話しやすく気さくな人であった。何より雲雀を理解し慕ってくれているのが嬉しい。
「幸子」
雲雀の声とドアの閉まる音が続けざまに響いた。呼ばれるまま、幸子は雲雀のいる執務机の前まで歩いていった。
「今日は早いね」
「うん。恭弥に聞いて欲しい話があって……。…何かあったの?」
何気なく草壁との会話の内容を尋ねると、雲雀は僅かに眉を潜めた気がした。
…聞かれたくない内容だったのだろうか?
なんだか不思議な夢を見てしまい、なんとなく雲雀に話したい衝動に駆られていたのだ。
「恭弥、いる?」
幸子は応接室のドアを開けて顔を覗かせた。急いでいた為ノックをするのを忘れてしまったが後の祭りだ。
執務机に着いた雲雀にたしなめられるだろうと思ったが、その心配はなかった。
入口に立つ幸子に背を向け執務机の前に立っているのは…副委員長の草壁。
2人はちょうど話し終えたらしい。草壁が頭を下げ、退室しようと幸子の立つ戸口へ歩いてきた。
「草壁くん、お疲れさま」
「ありがとう 木梨」
すれ違い様 幸子が声をかけると草壁はニッと笑い小さく親指を立てた。
最初こそ見た目も手伝い怖い印象を持っていた草壁であったが、話してみると意外と話しやすく気さくな人であった。何より雲雀を理解し慕ってくれているのが嬉しい。
「幸子」
雲雀の声とドアの閉まる音が続けざまに響いた。呼ばれるまま、幸子は雲雀のいる執務机の前まで歩いていった。
「今日は早いね」
「うん。恭弥に聞いて欲しい話があって……。…何かあったの?」
何気なく草壁との会話の内容を尋ねると、雲雀は僅かに眉を潜めた気がした。
…聞かれたくない内容だったのだろうか?