ざわめく心
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楽しいおやつの後は、みんなで仲良く後片付けだ。
京子やハルと会話をしながらフライパンを洗っていると、再びランボが幸子の肩に飛び乗ってきた。しかもホットケーキをたらふく食べたせいか、さっきより重い…!
「ラ、ランボ…重いよ」
「幸子ー早くー!寝るぞー」
「片付け終わるまでもう少し待ってて。ねっ?」
「やだやだやだー!ランボさんこれ以上待てないもんね!今すぐ幸子と寝るー!!」
「誰と寝るんだい?」
出入口から聞こえてきた不快感を露にした声。
次いで現れた人物を見るなり 肩の上のランボは「ピギャッ!」と声を発して動かなくなった。
それは今、最もこの場を目撃されてはいけない人。
「き、恭弥っ!?」
「ねえ 君。寝惚けてるのかい? それに――」
ギロリとランボを睨み付け続ける。
「気安く僕のものに触れないでくれる?」
ランボを追いつめる雲雀の殺気は沢田に向けたものより大きいだろう…確実に。
「殺されるーーー!!」
パニックを起こしたランボは、キッチン台の隅にあったごみ箱に頭から突っ込んだまま動かなくなった。
「恭弥っ、子供相手にそんな本気で怒らなくても…」
幸子がたしなめるも、雲雀は当然の事をしたまでだと言わんばかりに フンと鼻を鳴らしただけだった。
「幸子」
「は、はいっ」
「帰るよ」
「でもまだ片付けが…」
「幸子さん、後は私達でやるから大丈夫だよ」
「はい。幸子ちゃんは雲雀さんとラブラブタイムを過ごして下さい」
「そういう訳だから、今日はもう戻りなさい」
ビアンキが促すように幸子の肩を叩いた。
「…そうさせて頂きます」
「うん、それがいいよ幸子姉」
「幸子さん、また明日ね!」
「シーユーアッゲイン!です」
―――――‥‥
「君は無防備すぎる」
風紀財団のアジトへと繋がる通路を歩き出してすぐ、雲雀が指摘してきた。隙を見せているつもりはないのだが、独占欲の強い雲雀からすればそう見えるのだろう。
「ごめんなさい」
「へえ、君が素直に認めるなんて珍しいね」
素直に謝ると、雲雀はからかうように言って口の端を引き上げた。
「明日は雨かもしれないな」
「なっ!?」
「冗談だよ。でも…」
と幸子の腕を取り距離を詰める。
不意をつかれ、幸子は簡単に壁と雲雀に挟まれてしまった。
「僕以外の男に触れさせるなんて――許さないよ」
酷く色気を持った熱っぽい声が耳許で囁いたかと思えば、すぐに唇を奪われた。
「んっ、ふ……」
最初から容赦なく深い口づけ。
舌を絡め、口内を犯し、淫らな水音が響く。
何もかも全て忘れてしまう程に蕩けそうな、それ。
足がガクガク震え、立っていられなくなる。
雲雀は幸子の変化を察したのか、背をつけた壁を支えに ずるずるとしゃがみこんでいきそうな幸子を己の胸に抱き寄せた。
「立っていられないみたいだね」
「っ…」
唇を離した雲雀は、そのまま幸子を抱き上げる。
「きょ…う、や?」
「君が悪い」
ハアハアと呼吸を乱しながら 潤む瞳で雲雀を見上げれば、情欲に濡れる青灰色の瞳。
「そんな表情(かお)するから、もっと苛めたくなる」
ああ、このまま風紀のアジトに戻ったら、きっと私はこの男に抱かれるんだ。
そう直感しつつも 幸子は心の中でそれを望んでいる自分にぼんやりと気づいた。
京子やハルと会話をしながらフライパンを洗っていると、再びランボが幸子の肩に飛び乗ってきた。しかもホットケーキをたらふく食べたせいか、さっきより重い…!
「ラ、ランボ…重いよ」
「幸子ー早くー!寝るぞー」
「片付け終わるまでもう少し待ってて。ねっ?」
「やだやだやだー!ランボさんこれ以上待てないもんね!今すぐ幸子と寝るー!!」
「誰と寝るんだい?」
出入口から聞こえてきた不快感を露にした声。
次いで現れた人物を見るなり 肩の上のランボは「ピギャッ!」と声を発して動かなくなった。
それは今、最もこの場を目撃されてはいけない人。
「き、恭弥っ!?」
「ねえ 君。寝惚けてるのかい? それに――」
ギロリとランボを睨み付け続ける。
「気安く僕のものに触れないでくれる?」
ランボを追いつめる雲雀の殺気は沢田に向けたものより大きいだろう…確実に。
「殺されるーーー!!」
パニックを起こしたランボは、キッチン台の隅にあったごみ箱に頭から突っ込んだまま動かなくなった。
「恭弥っ、子供相手にそんな本気で怒らなくても…」
幸子がたしなめるも、雲雀は当然の事をしたまでだと言わんばかりに フンと鼻を鳴らしただけだった。
「幸子」
「は、はいっ」
「帰るよ」
「でもまだ片付けが…」
「幸子さん、後は私達でやるから大丈夫だよ」
「はい。幸子ちゃんは雲雀さんとラブラブタイムを過ごして下さい」
「そういう訳だから、今日はもう戻りなさい」
ビアンキが促すように幸子の肩を叩いた。
「…そうさせて頂きます」
「うん、それがいいよ幸子姉」
「幸子さん、また明日ね!」
「シーユーアッゲイン!です」
―――――‥‥
「君は無防備すぎる」
風紀財団のアジトへと繋がる通路を歩き出してすぐ、雲雀が指摘してきた。隙を見せているつもりはないのだが、独占欲の強い雲雀からすればそう見えるのだろう。
「ごめんなさい」
「へえ、君が素直に認めるなんて珍しいね」
素直に謝ると、雲雀はからかうように言って口の端を引き上げた。
「明日は雨かもしれないな」
「なっ!?」
「冗談だよ。でも…」
と幸子の腕を取り距離を詰める。
不意をつかれ、幸子は簡単に壁と雲雀に挟まれてしまった。
「僕以外の男に触れさせるなんて――許さないよ」
酷く色気を持った熱っぽい声が耳許で囁いたかと思えば、すぐに唇を奪われた。
「んっ、ふ……」
最初から容赦なく深い口づけ。
舌を絡め、口内を犯し、淫らな水音が響く。
何もかも全て忘れてしまう程に蕩けそうな、それ。
足がガクガク震え、立っていられなくなる。
雲雀は幸子の変化を察したのか、背をつけた壁を支えに ずるずるとしゃがみこんでいきそうな幸子を己の胸に抱き寄せた。
「立っていられないみたいだね」
「っ…」
唇を離した雲雀は、そのまま幸子を抱き上げる。
「きょ…う、や?」
「君が悪い」
ハアハアと呼吸を乱しながら 潤む瞳で雲雀を見上げれば、情欲に濡れる青灰色の瞳。
「そんな表情(かお)するから、もっと苛めたくなる」
ああ、このまま風紀のアジトに戻ったら、きっと私はこの男に抱かれるんだ。
そう直感しつつも 幸子は心の中でそれを望んでいる自分にぼんやりと気づいた。