ざわめく心
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その日 沢田綱吉は いつものように地下にある訓練施設へ行く為 エレベーターに乗り込んだ。
(ラル・ミルチ…今日から新しい修業だって言ってたけどなんだろう…?)
ハイパーモードでの炎の強化訓練。この10日間はそれに費やしてきた。
漸く炎の扱いにも慣れてきた所なので、正直この修業をもう少し続けたい気もする。来るべき日に備えて。
「とりあえず殴るのは勘弁して欲しいよな」
ボヤいた所でチンと音がして、エレベーターが訓練施設に到着した事を告げた。
訓練施設で待っていたのはリボーンとラル・ミルチ、それにケガから回復した獄寺と山本だった。
「3人揃ったな。予告通り本日より新しい修業"強襲用個別強化プログラム"を開始する」
腕組みしたラル・ミルチが一同を見渡した。
強襲用個別強化プログラムとは、一人に一人ずつ家庭教師をつけ修業するというものだ。
マンツーマンで指導し鍛えることにより、より完成度の高い結果が得られる。
山本にはリボーン。獄寺にはビアンキがカテキョーとして就く事になった。そして沢田には――‥
ギュオッ!!
突如放たれた"炎"。
それは凄まじいエネルギーを秘めながら回転し、一直線に沢田目掛けて突っ込んできた。
「!!」
両手のグローブから炎を噴射し 辛うじて力を回避した沢田。しかし"炎"は沢田を追うようにうねり、再び彼を襲った。
「くっ!」
両手に大空の炎を集中し、受け止めるように"炎"に突き出す。
ドオン!と大きな爆発と共に"炎"が弾けた。
大空の特性である"調和"により炎自体の勢いが相殺されたのだ。相殺された炎は針鼠に姿を変え、沢田の手から離れて雲模様の匣に収まった。
「気を抜けば死ぬよ」
沢田の視線が不意打ちで己を襲った人物に注がれる。
「君の才能をこじあける」
匣を手にした雲雀恭弥が立っていた。
(ラル・ミルチ…今日から新しい修業だって言ってたけどなんだろう…?)
ハイパーモードでの炎の強化訓練。この10日間はそれに費やしてきた。
漸く炎の扱いにも慣れてきた所なので、正直この修業をもう少し続けたい気もする。来るべき日に備えて。
「とりあえず殴るのは勘弁して欲しいよな」
ボヤいた所でチンと音がして、エレベーターが訓練施設に到着した事を告げた。
訓練施設で待っていたのはリボーンとラル・ミルチ、それにケガから回復した獄寺と山本だった。
「3人揃ったな。予告通り本日より新しい修業"強襲用個別強化プログラム"を開始する」
腕組みしたラル・ミルチが一同を見渡した。
強襲用個別強化プログラムとは、一人に一人ずつ家庭教師をつけ修業するというものだ。
マンツーマンで指導し鍛えることにより、より完成度の高い結果が得られる。
山本にはリボーン。獄寺にはビアンキがカテキョーとして就く事になった。そして沢田には――‥
ギュオッ!!
突如放たれた"炎"。
それは凄まじいエネルギーを秘めながら回転し、一直線に沢田目掛けて突っ込んできた。
「!!」
両手のグローブから炎を噴射し 辛うじて力を回避した沢田。しかし"炎"は沢田を追うようにうねり、再び彼を襲った。
「くっ!」
両手に大空の炎を集中し、受け止めるように"炎"に突き出す。
ドオン!と大きな爆発と共に"炎"が弾けた。
大空の特性である"調和"により炎自体の勢いが相殺されたのだ。相殺された炎は針鼠に姿を変え、沢田の手から離れて雲模様の匣に収まった。
「気を抜けば死ぬよ」
沢田の視線が不意打ちで己を襲った人物に注がれる。
「君の才能をこじあける」
匣を手にした雲雀恭弥が立っていた。