束の間の休息
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数日が過ぎた。
あれから雲雀がボンゴレアジトに赴く事はなかったが、幸子は何度か単独で訪れていた。
一度の滞在時間は一、二時間程度。
それも雲雀が風紀財団の地下アジトで仕事をしている時、彼の了承を得て訪れていた為、雲雀から行動を咎められる事はなかった。
過去と入れ替わった人達を心配する気持ちはもちろん大きかったが、幸子自身 雲雀と一緒にいる時間を第一に考えていたのも雲雀には満足だった。
そのせいか 雲雀の愛にも拍車がかかり、毎夜幸子は意識を手離すまで彼に可愛がられる事になったのだが。
今宵もいつものように心行くまで激しく愛され、沈みそうになる意識をかろうじて繋ぎ止めながら 雲雀と会話を交わしていた。
「明日は君と一日過ごす」
「えっ…!?」
雲雀の愛を余すところなく受け止め 疲れきった体とは裏腹に、その一言で脳が一気に覚醒した。
「一日中 ずっと一緒にいられるの…?」
「そうなるね」
「っ、恭弥…っ」
とんっと甘えるように身を寄せれば、雲雀は幸子の髪にキスを落とした。
雲雀と一緒に過ごせる。
それも誰に気兼ねするでもなく 時間を気にするでもなく 一日中ずっと、だ。
「ねえ、幸子はどこに行きたい?」
「出かけるの…?」
「ずっと籠りっきりだったからね」
緊迫した状況が続く中、一時でも喧騒を消し 普段の日常に戻れる。これは雲雀なりの思いやりだ。
なんだかんだ言っても、雲雀は幸子を一番に考えてくれる。…幸子が雲雀に対してそうであるように。
それが堪らなく幸せなのだ。
「私ね――」
恭弥となら何処にでも行きたいよ!
そう言いかけて口をつぐんだ。あるアイディアが浮かんだからだ。
「行きたい所があるんだ」
「ん…?」
「明日の朝、起きたら話すねっ」
悪戯っぽく微笑んでみせ、幸子はむぎゅっと雲雀に寄り添った。
明日はどんな素敵な一日になるんだろう。
あれから雲雀がボンゴレアジトに赴く事はなかったが、幸子は何度か単独で訪れていた。
一度の滞在時間は一、二時間程度。
それも雲雀が風紀財団の地下アジトで仕事をしている時、彼の了承を得て訪れていた為、雲雀から行動を咎められる事はなかった。
過去と入れ替わった人達を心配する気持ちはもちろん大きかったが、幸子自身 雲雀と一緒にいる時間を第一に考えていたのも雲雀には満足だった。
そのせいか 雲雀の愛にも拍車がかかり、毎夜幸子は意識を手離すまで彼に可愛がられる事になったのだが。
今宵もいつものように心行くまで激しく愛され、沈みそうになる意識をかろうじて繋ぎ止めながら 雲雀と会話を交わしていた。
「明日は君と一日過ごす」
「えっ…!?」
雲雀の愛を余すところなく受け止め 疲れきった体とは裏腹に、その一言で脳が一気に覚醒した。
「一日中 ずっと一緒にいられるの…?」
「そうなるね」
「っ、恭弥…っ」
とんっと甘えるように身を寄せれば、雲雀は幸子の髪にキスを落とした。
雲雀と一緒に過ごせる。
それも誰に気兼ねするでもなく 時間を気にするでもなく 一日中ずっと、だ。
「ねえ、幸子はどこに行きたい?」
「出かけるの…?」
「ずっと籠りっきりだったからね」
緊迫した状況が続く中、一時でも喧騒を消し 普段の日常に戻れる。これは雲雀なりの思いやりだ。
なんだかんだ言っても、雲雀は幸子を一番に考えてくれる。…幸子が雲雀に対してそうであるように。
それが堪らなく幸せなのだ。
「私ね――」
恭弥となら何処にでも行きたいよ!
そう言いかけて口をつぐんだ。あるアイディアが浮かんだからだ。
「行きたい所があるんだ」
「ん…?」
「明日の朝、起きたら話すねっ」
悪戯っぽく微笑んでみせ、幸子はむぎゅっと雲雀に寄り添った。
明日はどんな素敵な一日になるんだろう。