雲雀の選択
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ゆっくりと煙が晴れる。
まるで屋上になったかのように天井は全てなくなり、最上階は見るも無惨にぶっとばされていた。
「幸子、無事か?」
「はい、無事です。…ロールが守ってくれたから」
鞭の先端を頑丈な柱に括りつけ それにぶら下がり獣弾を回避したディーノが、ふわふわと宙に浮く球針態に乗った幸子に呼び掛けた。
「へへっ。恭弥の奴 幸子のことになるとそつないよなっ」
「そう、ですね(恭弥…ありがとう)」
ディーノに微笑み応え、幸子は心の中で雲雀に感謝した。しかしまだ不安は拭えない。跡形もない最上階を見れば当然か。
「ヒバリめ。散ったかぁ!」
隣から聞こえてきたスクアーロの大声にドキリとして思わず言い返してしまう。
「恭弥は負けませんっ!」
「ゔお゙ぉい、元気な女だなぁ!」
「幸子の言う通り、案外ザンザスのボスウォッチが壊されてるかもしんねーぜ」
「なにぃ!?」
そんなやりとりをしながら一同は最上階だった場所に上がる。
豪華なスイートルームの一室であった場所に2人はいた。両者とも片膝をついている。
雲雀のシャツはあちこちが破け、血や焦げがついているが本人は無事のようだ。
対峙するザンザスもまた右手の甲から血を流しているが、同じく無事だ。
「恭弥…!」
良かった。無事だった…!
ホッと胸を撫で下ろし安堵の表情を浮かべながら、幸子はそっと目尻に溜まった涙を拭った。
「ヒバリが無事だとぉ!!」
意外そうに声を上げたスクアーロ。
あれだけの破壊力を持つエネルギーを相手にしていたのだ。そう思うのは無理もない。
「時計も無事!?」
「ザンザスは自分の時計を守るために弾の軌道を変えざるを得なかった」
霧と嵐のアルコバレーノ。
「にしてもザンザスの奴、よく とっさに右手で時計を守ったぜ」
腰に両手を宛てながら、ディーノが感心したように唸る。その時、辺りにけたたましい音が響き渡った。
ティリリリリリ!!
『戦闘終了です』
まるで屋上になったかのように天井は全てなくなり、最上階は見るも無惨にぶっとばされていた。
「幸子、無事か?」
「はい、無事です。…ロールが守ってくれたから」
鞭の先端を頑丈な柱に括りつけ それにぶら下がり獣弾を回避したディーノが、ふわふわと宙に浮く球針態に乗った幸子に呼び掛けた。
「へへっ。恭弥の奴 幸子のことになるとそつないよなっ」
「そう、ですね(恭弥…ありがとう)」
ディーノに微笑み応え、幸子は心の中で雲雀に感謝した。しかしまだ不安は拭えない。跡形もない最上階を見れば当然か。
「ヒバリめ。散ったかぁ!」
隣から聞こえてきたスクアーロの大声にドキリとして思わず言い返してしまう。
「恭弥は負けませんっ!」
「ゔお゙ぉい、元気な女だなぁ!」
「幸子の言う通り、案外ザンザスのボスウォッチが壊されてるかもしんねーぜ」
「なにぃ!?」
そんなやりとりをしながら一同は最上階だった場所に上がる。
豪華なスイートルームの一室であった場所に2人はいた。両者とも片膝をついている。
雲雀のシャツはあちこちが破け、血や焦げがついているが本人は無事のようだ。
対峙するザンザスもまた右手の甲から血を流しているが、同じく無事だ。
「恭弥…!」
良かった。無事だった…!
ホッと胸を撫で下ろし安堵の表情を浮かべながら、幸子はそっと目尻に溜まった涙を拭った。
「ヒバリが無事だとぉ!!」
意外そうに声を上げたスクアーロ。
あれだけの破壊力を持つエネルギーを相手にしていたのだ。そう思うのは無理もない。
「時計も無事!?」
「ザンザスは自分の時計を守るために弾の軌道を変えざるを得なかった」
霧と嵐のアルコバレーノ。
「にしてもザンザスの奴、よく とっさに右手で時計を守ったぜ」
腰に両手を宛てながら、ディーノが感心したように唸る。その時、辺りにけたたましい音が響き渡った。
ティリリリリリ!!
『戦闘終了です』