雲雀の選択
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扉前で待機していたディーノが満を持して登場した。
「ディーノさん…!」
嬉しそうな幸子の頭に大きな手のひらをポンと乗せ、ディーノは そっと彼女に囁く。
「さっきはありがとな、幸子。お前のおかげでバレずに済んだぜ」
「い、いえ…っ、私はなにも」
照れたように両手をブンブンと振る幸子と柔らかい笑みを見せるディーノに、雲雀の独占欲が働かない訳がなく。
跳ね馬に一瞥をくれ、不快そうな声音で尋ねた。
「今頃何しに来たの?」
リボーンの意向で雲雀の加勢に来たと語るディーノを撥ね付け 一人で戦う事を主張する雲雀だったが、ディーノは「できねぇ」と首を横に振った。
「!? なんでさ」
「ザンザスが本気を出したら今のお前じゃキツい」
当然ムカッとする雲雀に、風もまたディーノの言う通りだと同意した。
「君までおせっかいだよ。僕は誰の力も借りずに勝てる」
言うことを聞かない雲雀の性格を見抜き、ディーノはある提案をする。
「オレが手っ取り早くザンザスを本気にさせてやる」
ハテナ顔の一同の前で咳払いをすると、堂々ととんでもない発言をした。
「ザンザスが超強いってのは思い過ごしかもな!!
ツナに負けたしな!!」
リング争奪戦のあの日以来――ヴァリアー内ではザンザスが沢田綱吉に負けた話は禁句なのだ。
それを耳にした事で、ザンザスの憤怒のボルテージは一気に上昇する。
全身に浮かび上がる古傷がその証拠。
「てめーら かっ消す!!!」
本気になったザンザスは、天空嵐ライガー(リグレ・テンペスタ・ディ・チエーリ)ベスターを獣帝銃(ピストラ・インペラトーレ・アニマーレ)に形態変化させた。
これぞマーモンが多額の金を掛けてタルボに依頼した新生ヴァリアーリングの新機能である。
「かっ散れ!!」
放たれた獣弾は、いとも簡単に球針態をかき消し雲雀を襲う。
その破壊力たるやディーノや風の想像を軽く越えていた。
寸前でかわした雲雀を逃がす気はザンザスにはない。
「とっととかっ消えろ!!」
ザンザスの憤怒を纏った炎が再び銃口に集まる。
「ディーノさん…!」
嬉しそうな幸子の頭に大きな手のひらをポンと乗せ、ディーノは そっと彼女に囁く。
「さっきはありがとな、幸子。お前のおかげでバレずに済んだぜ」
「い、いえ…っ、私はなにも」
照れたように両手をブンブンと振る幸子と柔らかい笑みを見せるディーノに、雲雀の独占欲が働かない訳がなく。
跳ね馬に一瞥をくれ、不快そうな声音で尋ねた。
「今頃何しに来たの?」
リボーンの意向で雲雀の加勢に来たと語るディーノを撥ね付け 一人で戦う事を主張する雲雀だったが、ディーノは「できねぇ」と首を横に振った。
「!? なんでさ」
「ザンザスが本気を出したら今のお前じゃキツい」
当然ムカッとする雲雀に、風もまたディーノの言う通りだと同意した。
「君までおせっかいだよ。僕は誰の力も借りずに勝てる」
言うことを聞かない雲雀の性格を見抜き、ディーノはある提案をする。
「オレが手っ取り早くザンザスを本気にさせてやる」
ハテナ顔の一同の前で咳払いをすると、堂々ととんでもない発言をした。
「ザンザスが超強いってのは思い過ごしかもな!!
ツナに負けたしな!!」
リング争奪戦のあの日以来――ヴァリアー内ではザンザスが沢田綱吉に負けた話は禁句なのだ。
それを耳にした事で、ザンザスの憤怒のボルテージは一気に上昇する。
全身に浮かび上がる古傷がその証拠。
「てめーら かっ消す!!!」
本気になったザンザスは、天空嵐ライガー(リグレ・テンペスタ・ディ・チエーリ)ベスターを獣帝銃(ピストラ・インペラトーレ・アニマーレ)に形態変化させた。
これぞマーモンが多額の金を掛けてタルボに依頼した新生ヴァリアーリングの新機能である。
「かっ散れ!!」
放たれた獣弾は、いとも簡単に球針態をかき消し雲雀を襲う。
その破壊力たるやディーノや風の想像を軽く越えていた。
寸前でかわした雲雀を逃がす気はザンザスにはない。
「とっととかっ消えろ!!」
ザンザスの憤怒を纏った炎が再び銃口に集まる。