武術と幻術
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ドゴオ!!
高級ホテルの最上階に響く轟音と共に、煉瓦模様の壁が派手に穴を開けた。
「ぬう…これ程…とは…」
爆風にでも吹き飛ばされてきたのかの様に、開いた穴から顔を覗かせたレヴィはそれだけ言うとガクッと意識を失った。
「ホント……ゲキレツ」
レヴィの後方。フラフラとした足取りで悦に入った表情のルッスーリアが、ドッと膝をつき そのままどしゃっと崩おれた。
「無事だろうなぁベルフェゴール」
「ったりめーじゃん。だってオレ王子だもん。
――時計は壊されちったけど…」
「ゔお゙ぉい! 終わってんじゃねーか カス王子が!!」
一瞬にしてバトラーであるヴァリアー幹部3人を失ったマーモンチーム。
ベルフェゴール曰く"化物"の力は想像以上。
「しかし だからこそ血が騒ぐんじゃねーかぁ!! 激レアの対戦相手だぜぇ!」
剣を構え、なお好戦的な瞳を彼に向けるスクアーロには、撤退する気はない。
それを知ると、次の攻撃に備え 彼は嬉しそうに呼吸を整えた。しかし 見せ場を取られた雲雀は面白くない。
「ねえ、ちょっと君。なに余計なことしてんの?」
「あなた一人では危なっかしくて見てられません」
拳法服の長い袖を翻し、不敵な笑みを浮かべたのは…呪解した風!
「どいてくれる?一人でできるよ」
スクアーロは自分の獲物だと言わんばかりに風をトンファーで押し、前に進みでた。
「お゙い待てヒバリィ!!
てめーを先に倒してボスウォッチを壊しちまったら、激レア必至のアルコバレーノとの対戦が楽しめなくなっちまうだろーがぁ」
スクアーロの言い種は、無論 雲雀は気に入らない。
「誰が倒されるって?」
「ふくれないで。レア度の問題ですよ」
風が雲雀を振り返り、諭すように言った。
「二人でかかってくる分にはかまわないぜぇ。三枚ずつ六枚におろしてやる!!」
「黙ってろカスザメ」
そのやりとりに割って入った特徴のある低い声。
「やっと…」
来たみたいだね。
両手に鍋とペットボトルを持ったザンザスと、霧のアルコバレーノ マーモンが襖の向こうのきらびやかな和室から現れた。
(幸子…)
視覚ではザンザスを追いつつ、雲雀は心の中で愛しい女を想った。
幸子はもう最上階に向かっているのだろうか?おそらくこれから先はかなり激しいバトルが繰り広げられる。
まあ、いつ現れようが何があろうとも、幸子を守り抜くだけだ。
そう、決めたのだから。
高級ホテルの最上階に響く轟音と共に、煉瓦模様の壁が派手に穴を開けた。
「ぬう…これ程…とは…」
爆風にでも吹き飛ばされてきたのかの様に、開いた穴から顔を覗かせたレヴィはそれだけ言うとガクッと意識を失った。
「ホント……ゲキレツ」
レヴィの後方。フラフラとした足取りで悦に入った表情のルッスーリアが、ドッと膝をつき そのままどしゃっと崩おれた。
「無事だろうなぁベルフェゴール」
「ったりめーじゃん。だってオレ王子だもん。
――時計は壊されちったけど…」
「ゔお゙ぉい! 終わってんじゃねーか カス王子が!!」
一瞬にしてバトラーであるヴァリアー幹部3人を失ったマーモンチーム。
ベルフェゴール曰く"化物"の力は想像以上。
「しかし だからこそ血が騒ぐんじゃねーかぁ!! 激レアの対戦相手だぜぇ!」
剣を構え、なお好戦的な瞳を彼に向けるスクアーロには、撤退する気はない。
それを知ると、次の攻撃に備え 彼は嬉しそうに呼吸を整えた。しかし 見せ場を取られた雲雀は面白くない。
「ねえ、ちょっと君。なに余計なことしてんの?」
「あなた一人では危なっかしくて見てられません」
拳法服の長い袖を翻し、不敵な笑みを浮かべたのは…呪解した風!
「どいてくれる?一人でできるよ」
スクアーロは自分の獲物だと言わんばかりに風をトンファーで押し、前に進みでた。
「お゙い待てヒバリィ!!
てめーを先に倒してボスウォッチを壊しちまったら、激レア必至のアルコバレーノとの対戦が楽しめなくなっちまうだろーがぁ」
スクアーロの言い種は、無論 雲雀は気に入らない。
「誰が倒されるって?」
「ふくれないで。レア度の問題ですよ」
風が雲雀を振り返り、諭すように言った。
「二人でかかってくる分にはかまわないぜぇ。三枚ずつ六枚におろしてやる!!」
「黙ってろカスザメ」
そのやりとりに割って入った特徴のある低い声。
「やっと…」
来たみたいだね。
両手に鍋とペットボトルを持ったザンザスと、霧のアルコバレーノ マーモンが襖の向こうのきらびやかな和室から現れた。
(幸子…)
視覚ではザンザスを追いつつ、雲雀は心の中で愛しい女を想った。
幸子はもう最上階に向かっているのだろうか?おそらくこれから先はかなり激しいバトルが繰り広げられる。
まあ、いつ現れようが何があろうとも、幸子を守り抜くだけだ。
そう、決めたのだから。