2日目開戦‼︎
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その夜。幸子は雲雀に連れられ とある高級ホテルに来ていた。
雲雀の頭には風。その上にリーチ。そして雲雀に手を取られついていく幸子と、風チーム総動員である。
「随分豪華な所へ来ましたね」
キレイな黒髪の上から風が雲雀に話しかける。
「跳ね馬は夜 ここに来ると言っていたからね」
やっぱり…と幸子は会話を聞きながら思った。学校でディーノと対面した時から こうなる予感はしていた。
「なぜです?ディーノにそこまでこだわるのは」
「あの人は初めて僕の師になったつもりの人だ」
ツヤのあるよく磨かれた床をコツコツと足音を立てて進みながら雲雀が応える。
「でもそんな存在 僕は要らない」
その言葉が雲雀らしくて、思わず幸子は微笑みを浮かべた。
そんな幸子を、雲雀がムッとしたように振り返る。
「なんで君が笑うのさ」
「ふふっ。気にしない気にしない。………あっ」
「今度はなんだい?」
「う、ううん。なんでもない」
そう返せば、雲雀はフンと鼻を鳴らしてエレベーターのボタンを押した。
「?……」
雲雀の隣に立った幸子は一度後ろを振り返り、少し首を傾げてから前を向く。
「幸子さん、どうかしましたか?」
「あっ、いえ。ちょっと」
様子がおかしいと感じた風が尋ねるも、幸子は曖昧に答えるに留まった。
そうこうしている間にチンと音が響き、エレベーターの扉が開いた。
雲雀に続いて幸子もエレベーターに乗り込む。他に乗り合わせる客はない。
「最上階…37階ですね」
風には応えずに、雲雀は黙ってボタンを押す。
ゆっくりと扉が閉じ始めたその時。
「ごめんなさい、先に行ってて」
幸子は言うなりエレベーターを降りた。
「幸子…!」
「大丈夫。37階だよね。次のエレベーターですぐに行くから」
一瞬幸子の笑顔が見え、エレベーターの扉は完全に閉まった。
雲雀の頭には風。その上にリーチ。そして雲雀に手を取られついていく幸子と、風チーム総動員である。
「随分豪華な所へ来ましたね」
キレイな黒髪の上から風が雲雀に話しかける。
「跳ね馬は夜 ここに来ると言っていたからね」
やっぱり…と幸子は会話を聞きながら思った。学校でディーノと対面した時から こうなる予感はしていた。
「なぜです?ディーノにそこまでこだわるのは」
「あの人は初めて僕の師になったつもりの人だ」
ツヤのあるよく磨かれた床をコツコツと足音を立てて進みながら雲雀が応える。
「でもそんな存在 僕は要らない」
その言葉が雲雀らしくて、思わず幸子は微笑みを浮かべた。
そんな幸子を、雲雀がムッとしたように振り返る。
「なんで君が笑うのさ」
「ふふっ。気にしない気にしない。………あっ」
「今度はなんだい?」
「う、ううん。なんでもない」
そう返せば、雲雀はフンと鼻を鳴らしてエレベーターのボタンを押した。
「?……」
雲雀の隣に立った幸子は一度後ろを振り返り、少し首を傾げてから前を向く。
「幸子さん、どうかしましたか?」
「あっ、いえ。ちょっと」
様子がおかしいと感じた風が尋ねるも、幸子は曖昧に答えるに留まった。
そうこうしている間にチンと音が響き、エレベーターの扉が開いた。
雲雀に続いて幸子もエレベーターに乗り込む。他に乗り合わせる客はない。
「最上階…37階ですね」
風には応えずに、雲雀は黙ってボタンを押す。
ゆっくりと扉が閉じ始めたその時。
「ごめんなさい、先に行ってて」
幸子は言うなりエレベーターを降りた。
「幸子…!」
「大丈夫。37階だよね。次のエレベーターですぐに行くから」
一瞬幸子の笑顔が見え、エレベーターの扉は完全に閉まった。