腕時計と代理人
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同時刻。並盛中裏庭。
爆発を聞きつけ校舎内に戻ろうとした獄寺 山本 笹川のリボーンチームは、立ちはだかる雲雀と対峙していた。
雲雀の腕に装着されているのは――風チームのボスウォッチだ!!
「てめー!リボーンさんの代理を断って 風チームの代理になるとは」
「裏切る気か!! 仲間(ファミリー)だと思っていたのに!!」
「誰がファミリーだって?僕は群れるのが嫌いなんだ」
雲雀が風の代理である事に納得いかない獄寺と笹川は、ヒートアップしていく。
対して雲雀は涼しい顔で平然と言い放った。
「よく言うぜ。風のチームだって他の代理人と群れる事になるだろうが」
皮肉を返す獄寺。
だが雲雀の表情は不敵なまま。
「それは違うな。彼の代理人は僕一人だからね」
己の力のみで高みに昇っていく。
それが雲雀の選んだ道。
雲雀の目を覚まさせると息巻いた笹川のバトラーウォッチを軽々と破壊し、彼は嵐と雨の両守護者に牙を向く。
「さあ、次は誰だい?山本武かチンピラか…まとめてでもいいよ」
そういえばこの2人と武器を交えるのは、初めて会った日の応接室以来だ。
「てめっ、誰がチンピラだ!! オレはボンゴレ10代目の右腕として 守護者同士でおおっぴらに戦闘すんのは反対だぜ!!」
「たしかにツナは嫌がるよな」
それが嵐と雨の守護者の出した結論だった。
不敵な笑みを崩さぬまま、雲雀は挑発とも取れる発言をする。
「君達は動物ではなく虫だね。弱虫だ」
群れるからそうなる。ファミリーだ、仲間だと、そんな言葉で自分達を縛りつけるから、最善の判断を鈍らせるのだ。
そんな枷(かせ)僕には必要ない。
「んだと!!」
「まーまー落ち着け獄寺」
挑発でいきり立つ獄寺を宥めた山本の目は、言葉の柔らかさとは裏腹に真剣だった。
「どのみち今までの経験上ヒバリからは簡単に逃げられっこねーよ。
嵐が吹こうと雨が降ろうとな」
その意味深な発言に獄寺は腹を括った。
そして己の匣アニマルを呼び寄せる。嵐と雨の匣アニマル登場に雲雀は口角を引き上げた。
「やっとやる気になったね」
「こんなのイラつくが…やるしかねーんだよっ」
獄寺の言葉は、まるで自分に言い聞かせるように強く辺りに響いた。
爆発を聞きつけ校舎内に戻ろうとした獄寺 山本 笹川のリボーンチームは、立ちはだかる雲雀と対峙していた。
雲雀の腕に装着されているのは――風チームのボスウォッチだ!!
「てめー!リボーンさんの代理を断って 風チームの代理になるとは」
「裏切る気か!! 仲間(ファミリー)だと思っていたのに!!」
「誰がファミリーだって?僕は群れるのが嫌いなんだ」
雲雀が風の代理である事に納得いかない獄寺と笹川は、ヒートアップしていく。
対して雲雀は涼しい顔で平然と言い放った。
「よく言うぜ。風のチームだって他の代理人と群れる事になるだろうが」
皮肉を返す獄寺。
だが雲雀の表情は不敵なまま。
「それは違うな。彼の代理人は僕一人だからね」
己の力のみで高みに昇っていく。
それが雲雀の選んだ道。
雲雀の目を覚まさせると息巻いた笹川のバトラーウォッチを軽々と破壊し、彼は嵐と雨の両守護者に牙を向く。
「さあ、次は誰だい?山本武かチンピラか…まとめてでもいいよ」
そういえばこの2人と武器を交えるのは、初めて会った日の応接室以来だ。
「てめっ、誰がチンピラだ!! オレはボンゴレ10代目の右腕として 守護者同士でおおっぴらに戦闘すんのは反対だぜ!!」
「たしかにツナは嫌がるよな」
それが嵐と雨の守護者の出した結論だった。
不敵な笑みを崩さぬまま、雲雀は挑発とも取れる発言をする。
「君達は動物ではなく虫だね。弱虫だ」
群れるからそうなる。ファミリーだ、仲間だと、そんな言葉で自分達を縛りつけるから、最善の判断を鈍らせるのだ。
そんな枷(かせ)僕には必要ない。
「んだと!!」
「まーまー落ち着け獄寺」
挑発でいきり立つ獄寺を宥めた山本の目は、言葉の柔らかさとは裏腹に真剣だった。
「どのみち今までの経験上ヒバリからは簡単に逃げられっこねーよ。
嵐が吹こうと雨が降ろうとな」
その意味深な発言に獄寺は腹を括った。
そして己の匣アニマルを呼び寄せる。嵐と雨の匣アニマル登場に雲雀は口角を引き上げた。
「やっとやる気になったね」
「こんなのイラつくが…やるしかねーんだよっ」
獄寺の言葉は、まるで自分に言い聞かせるように強く辺りに響いた。