三人の訪問者
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明くる日。
応接室には三人目の来客がいた。
「ディーノさん!」
「よう幸子。元気そうだな…っと、恭弥!いきなり何すんだ!?」
幸子の頭をくしゃりと撫でたディーノの後頭部に容赦なく飛んできたトンファー。
ディーノはそれをすんでの所で交わすと、すかさずツッコンだ。
「用が済んだならさっさと出てってくれる?」
執務机に着いたままの雲雀は、前に聞いたような台詞を吐き捨てた。
ディーノのスキンシップに相当ご機嫌ナナメのようだ。
「分かった分かった。それより、ちゃんと考えて答え出しといてくれよ」
「答え…?」
「君には関係ない」
ぴしゃりと言い放つ雲雀。その言葉を消すようにディーノは話題をかえた。
「幸子、セイはちゃんと並中生できてるか?」
セイ…市邑清(いちむらせい)は並盛中学 生徒会執行部副会長であり幸子のクラスメイトだ。しかしてその正体はディーノの霧の守護者である。
「はいっ。親切で優しいから、男女問わず人気があるんですよ。校内にはファンクラブもあるみたい」
「ははっ、そうか。それを聞いて安心したぜ」
ディーノは満足そうに笑うと、もう一度幸子の頭を撫で「セイをよろしくな」と言い残し退室した。
(背後からの雲雀の刺すような視線には気づかないフリをしていた)
リボーンに告げた体調問題(翌日笹川が教えてくれた話によると"じんましん"らしい)。
風と交わした"約束"。
ディーノの求めた答え。
間もない時期に現れた三人の訪問者。
なぜかは分からないが、幸子は心がざわめくのを感じていた。
自分の知らない所で何かが起きている。
「幸子」
ドアを見つめたままの幸子は、自分を呼ぶ声に振り返…ろうとした所で視界が反転した。
見上げる雲雀と背中の感触で、自分が今 雲雀によってソファーに押し倒されているのだと判る。
「きょ…」
「おしおき」
短く言って覆い被さってくる雲雀によって、幸子の思考は簡単に遮られるのだった。
応接室には三人目の来客がいた。
「ディーノさん!」
「よう幸子。元気そうだな…っと、恭弥!いきなり何すんだ!?」
幸子の頭をくしゃりと撫でたディーノの後頭部に容赦なく飛んできたトンファー。
ディーノはそれをすんでの所で交わすと、すかさずツッコンだ。
「用が済んだならさっさと出てってくれる?」
執務机に着いたままの雲雀は、前に聞いたような台詞を吐き捨てた。
ディーノのスキンシップに相当ご機嫌ナナメのようだ。
「分かった分かった。それより、ちゃんと考えて答え出しといてくれよ」
「答え…?」
「君には関係ない」
ぴしゃりと言い放つ雲雀。その言葉を消すようにディーノは話題をかえた。
「幸子、セイはちゃんと並中生できてるか?」
セイ…市邑清(いちむらせい)は並盛中学 生徒会執行部副会長であり幸子のクラスメイトだ。しかしてその正体はディーノの霧の守護者である。
「はいっ。親切で優しいから、男女問わず人気があるんですよ。校内にはファンクラブもあるみたい」
「ははっ、そうか。それを聞いて安心したぜ」
ディーノは満足そうに笑うと、もう一度幸子の頭を撫で「セイをよろしくな」と言い残し退室した。
(背後からの雲雀の刺すような視線には気づかないフリをしていた)
リボーンに告げた体調問題(翌日笹川が教えてくれた話によると"じんましん"らしい)。
風と交わした"約束"。
ディーノの求めた答え。
間もない時期に現れた三人の訪問者。
なぜかは分からないが、幸子は心がざわめくのを感じていた。
自分の知らない所で何かが起きている。
「幸子」
ドアを見つめたままの幸子は、自分を呼ぶ声に振り返…ろうとした所で視界が反転した。
見上げる雲雀と背中の感触で、自分が今 雲雀によってソファーに押し倒されているのだと判る。
「きょ…」
「おしおき」
短く言って覆い被さってくる雲雀によって、幸子の思考は簡単に遮られるのだった。