3つの花言葉
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ぼわりと頬を染めて恥ずかしがっている幸子を見つめながら、雲雀は満足げに口角を上げた。
いつまで経ってもからかいに慣れない幸子のこういう初々しさは、雲雀が昔から気に入っている所のひとつでもある。
まあ 幸子の事は後でたっぷりと可愛がってやればいい(幸子本人も『後で』って言ってたしね)
「ん…?」
ふと気配に気づいて振り向くと、己を探るように観察する視線と目が合った。
雲雀はそれを大して気にも留めず 振り向いた顔を元に戻した。
そんな雲雀の背を見るラル・ミルチの額からツー…と汗が一筋流れる。
(信じられない…。ボンゴレリングを使わずに あのγを……)
ボンゴレ最強の守護者と謳われているのは強ちただの噂ではないようだ。
「2人は大丈夫なんですか!?」
そんなラルの思考は、切羽詰まった沢田の声音に邪魔された。見れば 雲雀の部下という男が、倒れた獄寺と山本の様子を見ている。
「命に別状はありません。とはいえ すぐに治療は必要だ…アジトへ運びましょう」
草壁の言うアジトはボンゴレアジトの事だろう。
でもそれでは遠すぎる。アジトへ戻るには、怪我人を連れてあのハッチまで行かなくてはいけない。
「ここからアジトまで帰るんじゃ大変だよ。早く2人の手当てをしないと…。ねえ 恭弥。みんなを財団に迎えてもいいでしょ?」
風紀財団のアジトならここから直ぐだ。2人の治療だって出来る。
「幸子さん、心配いらない。我々の出入口を使えば ボンゴレアジトは直ぐそこだ」
「えっ…?」
雲雀の代わりに 山本を背負った草壁が口を開いた。
「行くよ」
リングを嵌め直した雲雀が短く言い、幸子の腕を取り歩き出した。
いつまで経ってもからかいに慣れない幸子のこういう初々しさは、雲雀が昔から気に入っている所のひとつでもある。
まあ 幸子の事は後でたっぷりと可愛がってやればいい(幸子本人も『後で』って言ってたしね)
「ん…?」
ふと気配に気づいて振り向くと、己を探るように観察する視線と目が合った。
雲雀はそれを大して気にも留めず 振り向いた顔を元に戻した。
そんな雲雀の背を見るラル・ミルチの額からツー…と汗が一筋流れる。
(信じられない…。ボンゴレリングを使わずに あのγを……)
ボンゴレ最強の守護者と謳われているのは強ちただの噂ではないようだ。
「2人は大丈夫なんですか!?」
そんなラルの思考は、切羽詰まった沢田の声音に邪魔された。見れば 雲雀の部下という男が、倒れた獄寺と山本の様子を見ている。
「命に別状はありません。とはいえ すぐに治療は必要だ…アジトへ運びましょう」
草壁の言うアジトはボンゴレアジトの事だろう。
でもそれでは遠すぎる。アジトへ戻るには、怪我人を連れてあのハッチまで行かなくてはいけない。
「ここからアジトまで帰るんじゃ大変だよ。早く2人の手当てをしないと…。ねえ 恭弥。みんなを財団に迎えてもいいでしょ?」
風紀財団のアジトならここから直ぐだ。2人の治療だって出来る。
「幸子さん、心配いらない。我々の出入口を使えば ボンゴレアジトは直ぐそこだ」
「えっ…?」
雲雀の代わりに 山本を背負った草壁が口を開いた。
「行くよ」
リングを嵌め直した雲雀が短く言い、幸子の腕を取り歩き出した。