覚悟と帰還
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
斬りつけられたγは 血飛沫を散らしながらドザッと草むらに落ち、そのままピクリとも動かなくなった。
勝った…!守護者2人の連携が 圧倒的強さを誇るγを越えたのだ。
「獄寺君!山本君!」
しゃがみこんで状況を見守っていた幸子は 直ぐに立ち上がり2人に駆け寄って行った。
「おっ 幸子先輩。無事だったみてーだなっ」
「うん、私は大丈夫。2人のおかげだよ」
ありがとう…と礼を述べると、山本はニカッと彼らしい笑顔を見せた。その横で獄寺が「当然の結果だぜ」といつもの口調で言う。そんな光景が幸子を安心させた。
「すごいね。本当に倒しちゃったんだ」
「ちいっとヒヤッとしたけどな」
「バーカ。右腕の俺といてヒヤッとする事なんてねーんだ」
服についた泥を払いながら獄寺がクールに言うと 山本は声を上げて笑った。
「何がおかしいんだよ!!」
「別にっ」
怒鳴る獄寺をあっさり受け流す山本。
先程の空気など微塵も感じさせない いつもの2人の会話だった。
「敵の大将倒したっつったらツナ達驚くだろーな」
「うん、すっごい驚くよ」
「お前ら、このくらいでのぼせてんじゃねぇ!」
盛り上がる幸子と山本を叱咤した獄寺だったが、コホンとひとつ咳払いをしてボソリと呟いた。
「まあ 俺には10代目に報告するって言う義務があるけどよぉ…」
「ふふっ。獄寺君ももっと素直に喜べばいいのに」
「んなっ!?」
「だって2人は本当にすごい事をしたんだもん」
屈託のない幸子の笑顔を見ていると、反論する気も失せてしまった。
「チッ。ホントにお前といると調子狂うな」
何度目かの獄寺の呟き。
それは決して皮肉などではなく。
「んじゃ 早いとこヒバードの捜索始めっか」
「うんっ」
気を取り直し本題に戻る。
「そーいや幸子。お前さっき何か言いかけてなかったか?」
それは並盛神社と雲雀の縁についての話だろう。
「うん、実はね――」
カッ!
雷がスパークしたような音が幸子の話を遮るように響いた。
次いで無数の球が3人目掛けて襲いかかる。
「危ねぇ!」
「きゃっ!」
獄寺に突き飛ばされ、幸子はよろけながらその場に尻餅をついた。それは球から幸子を守る為の手段。
不意を打たれた状態では 幸子一人を球の起動から逸らすのが精一杯で。
取り分け山本はその攻撃をもろに浴びた。
「がはっ!」
「山本っ!」
「山本君!!」
おびただしい程の出血をして倒れる山本がスローモーションに感じた。
一体 何が……!? 考える間もなく聞こえてきた声。
「そいつの刀が死ぬ気の炎を纏っていたなら少しは食らっていたな」
「!!」
「さて 気になる事がいくつか出てきた。ボンゴレの10代目はいつ生き返ったのかな?そこんとこ口を裂いてでも教えてもらわなきゃな」
髪についた木の葉を払いながら γがゆっくりと立ち上がった。
勝った…!守護者2人の連携が 圧倒的強さを誇るγを越えたのだ。
「獄寺君!山本君!」
しゃがみこんで状況を見守っていた幸子は 直ぐに立ち上がり2人に駆け寄って行った。
「おっ 幸子先輩。無事だったみてーだなっ」
「うん、私は大丈夫。2人のおかげだよ」
ありがとう…と礼を述べると、山本はニカッと彼らしい笑顔を見せた。その横で獄寺が「当然の結果だぜ」といつもの口調で言う。そんな光景が幸子を安心させた。
「すごいね。本当に倒しちゃったんだ」
「ちいっとヒヤッとしたけどな」
「バーカ。右腕の俺といてヒヤッとする事なんてねーんだ」
服についた泥を払いながら獄寺がクールに言うと 山本は声を上げて笑った。
「何がおかしいんだよ!!」
「別にっ」
怒鳴る獄寺をあっさり受け流す山本。
先程の空気など微塵も感じさせない いつもの2人の会話だった。
「敵の大将倒したっつったらツナ達驚くだろーな」
「うん、すっごい驚くよ」
「お前ら、このくらいでのぼせてんじゃねぇ!」
盛り上がる幸子と山本を叱咤した獄寺だったが、コホンとひとつ咳払いをしてボソリと呟いた。
「まあ 俺には10代目に報告するって言う義務があるけどよぉ…」
「ふふっ。獄寺君ももっと素直に喜べばいいのに」
「んなっ!?」
「だって2人は本当にすごい事をしたんだもん」
屈託のない幸子の笑顔を見ていると、反論する気も失せてしまった。
「チッ。ホントにお前といると調子狂うな」
何度目かの獄寺の呟き。
それは決して皮肉などではなく。
「んじゃ 早いとこヒバードの捜索始めっか」
「うんっ」
気を取り直し本題に戻る。
「そーいや幸子。お前さっき何か言いかけてなかったか?」
それは並盛神社と雲雀の縁についての話だろう。
「うん、実はね――」
カッ!
雷がスパークしたような音が幸子の話を遮るように響いた。
次いで無数の球が3人目掛けて襲いかかる。
「危ねぇ!」
「きゃっ!」
獄寺に突き飛ばされ、幸子はよろけながらその場に尻餅をついた。それは球から幸子を守る為の手段。
不意を打たれた状態では 幸子一人を球の起動から逸らすのが精一杯で。
取り分け山本はその攻撃をもろに浴びた。
「がはっ!」
「山本っ!」
「山本君!!」
おびただしい程の出血をして倒れる山本がスローモーションに感じた。
一体 何が……!? 考える間もなく聞こえてきた声。
「そいつの刀が死ぬ気の炎を纏っていたなら少しは食らっていたな」
「!!」
「さて 気になる事がいくつか出てきた。ボンゴレの10代目はいつ生き返ったのかな?そこんとこ口を裂いてでも教えてもらわなきゃな」
髪についた木の葉を払いながら γがゆっくりと立ち上がった。