Ⅹ世の右腕
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くるりと踵を返した獄寺の隣に立った山本が 幸子に聞こえない大きさで話しかけた。
「獄寺 お前いつ幸子先輩とそんな約束したんだ?」
「あ? してねーよ。直接はな。……したのは10年後のオレだ」
「?」
山本が首を傾げて獄寺を見た。
「俺なら10年……いや 100年経っても幸子にそーいうハズだからな」
「そっか。ビンゴだったみてーだな」
にかっといつもの調子で笑った山本は、次の瞬間 雨の守護者としての表情(かお)になる。
「で どーする?」
「オレがぶっぱなして奴の頭をおさえる。降りてきた所をぶった切れ」
「オッケー。お前にしちゃ意外とアバウトだな」
「まずは……だ」
獄寺の言葉にニッと笑った山本は 右手に時雨金時を 左手をズボンのポケットに忍ばせた。
守護者達を文字通り高みの見物していたγ いよいよ痺れを切らしたらしい。今までにない程の死ぬ気の炎を球に集め始めた。
「さすがに俺も もう待てそうにない。次の休みはあの世でとってくれ」
「ああ 待たせたな」
ポケットから出た山本の手には……匣。躊躇なくそれを開匣した。
「いくぜ!!」
それを合図に 獄寺と山本は左右別々の方向へ走り出した。
「獄寺 お前いつ幸子先輩とそんな約束したんだ?」
「あ? してねーよ。直接はな。……したのは10年後のオレだ」
「?」
山本が首を傾げて獄寺を見た。
「俺なら10年……いや 100年経っても幸子にそーいうハズだからな」
「そっか。ビンゴだったみてーだな」
にかっといつもの調子で笑った山本は、次の瞬間 雨の守護者としての表情(かお)になる。
「で どーする?」
「オレがぶっぱなして奴の頭をおさえる。降りてきた所をぶった切れ」
「オッケー。お前にしちゃ意外とアバウトだな」
「まずは……だ」
獄寺の言葉にニッと笑った山本は 右手に時雨金時を 左手をズボンのポケットに忍ばせた。
守護者達を文字通り高みの見物していたγ いよいよ痺れを切らしたらしい。今までにない程の死ぬ気の炎を球に集め始めた。
「さすがに俺も もう待てそうにない。次の休みはあの世でとってくれ」
「ああ 待たせたな」
ポケットから出た山本の手には……匣。躊躇なくそれを開匣した。
「いくぜ!!」
それを合図に 獄寺と山本は左右別々の方向へ走り出した。