Ⅹ世の右腕
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しかし山本が球を斬るより速く その行動は獄寺の蹴りにより阻止された。
「うあっ!!」
間一髪。倒れ込んだ2人の間に激しい電気を帯びた球が落ちる。
「獄寺っ お前!!」
「感電して死にてーのか!おめーが死んだら10代目が悲しむだろーが!」
「!!」
草の上に倒れた山本が咳き込みながら獄寺を振り返り叫べば、同じように上体を起こした獄寺は 怒りを露にしながら山本に叫ぶ。
「もう諦めな。お前らはここで死ぬんだ」
次はないと言うように帯電するキューを振るγ。標的を外した球が γの周りに集う。
「確かに……オレ達は一度ずつ死んでた。一人だったらな」
血のついた口許を引き上げながら、獄寺はゆっくりと立ち上がった。
「だからこそ10代目は2人を組ませたんだ。まぁ オレが山本の面倒を任せられたんだがな」
「…獄寺」
張り詰めていた山本の表情が緩んだ。
「いつまで寝てやがる山本。連携であいつを叩くぞ」
「ああ 待ってたぜ!!」
力強く頷き、山本が立ち上がった。
そんな守護者達の様子をしゃがみ込んだまま見守っていた幸子は、安堵の息をついた。
良かった…いつもの2人が戻ってきた……。
先程までの2人とは その表情も空気も全く違う。今の2人ならどんな相手にも負けない。幸子はそう思った。
「幸子」
ふと獄寺が幸子を振り返る。
「ん…?」
「心配かけたな。お前はオレとの約束を信じてそこにいろ」
再び獄寺が口にした"約束"
真意を計り兼ねている幸子に 獄寺がニヤリと力強い笑みを見せた。
「言ったろ。ヒバリのいない間はオレがお前を守ってやるって」
「っ!!?」
それは現在の獄寺が交わしてくれた約束。
なぜ過去から来た彼がそれを…!? しかし今 そんな疑問はどうでもよく。
「うん…っ!」
幸子は胸がいっぱいになるのを感じながら獄寺に大きく頷いた。
「うあっ!!」
間一髪。倒れ込んだ2人の間に激しい電気を帯びた球が落ちる。
「獄寺っ お前!!」
「感電して死にてーのか!おめーが死んだら10代目が悲しむだろーが!」
「!!」
草の上に倒れた山本が咳き込みながら獄寺を振り返り叫べば、同じように上体を起こした獄寺は 怒りを露にしながら山本に叫ぶ。
「もう諦めな。お前らはここで死ぬんだ」
次はないと言うように帯電するキューを振るγ。標的を外した球が γの周りに集う。
「確かに……オレ達は一度ずつ死んでた。一人だったらな」
血のついた口許を引き上げながら、獄寺はゆっくりと立ち上がった。
「だからこそ10代目は2人を組ませたんだ。まぁ オレが山本の面倒を任せられたんだがな」
「…獄寺」
張り詰めていた山本の表情が緩んだ。
「いつまで寝てやがる山本。連携であいつを叩くぞ」
「ああ 待ってたぜ!!」
力強く頷き、山本が立ち上がった。
そんな守護者達の様子をしゃがみ込んだまま見守っていた幸子は、安堵の息をついた。
良かった…いつもの2人が戻ってきた……。
先程までの2人とは その表情も空気も全く違う。今の2人ならどんな相手にも負けない。幸子はそう思った。
「幸子」
ふと獄寺が幸子を振り返る。
「ん…?」
「心配かけたな。お前はオレとの約束を信じてそこにいろ」
再び獄寺が口にした"約束"
真意を計り兼ねている幸子に 獄寺がニヤリと力強い笑みを見せた。
「言ったろ。ヒバリのいない間はオレがお前を守ってやるって」
「っ!!?」
それは現在の獄寺が交わしてくれた約束。
なぜ過去から来た彼がそれを…!? しかし今 そんな疑問はどうでもよく。
「うん…っ!」
幸子は胸がいっぱいになるのを感じながら獄寺に大きく頷いた。