Ⅹ世の右腕
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ボンゴレリングを使いこなした獄寺と山本の力は圧倒的だった。
2人を襲ったブラックスペルは返り討ちにあい、あっさり敗北した。
「すごい…」
戦いを見守っていた幸子は思わず呟いた。若くてもさすがボンゴレの守護者たちである。
「リングを持つ同じ条件なら負けねーぜ」
不様に倒れた敵に向かい獄寺が吐き捨てるように言った。
「今のはちょっとしたコンビプレイだな!」
「よけーな事すんじゃねぇ!オレ一人で充分だ!!」
獄寺と山本らしい会話に安心して2人の元へ駆けつけようとした幸子は、バチバチという音に歩みを止めた。
次いで上空から聞こえてきたのは 聞き覚えのない男の声。
「ボンゴレの守護者ってのは腰を抜かして方々へ逃げたって聞いたが……こりゃまたかわいいのがきたな」
現れたのは金髪の男。
上空に浮かぶその男のブーツからは 雷のような緑の炎がバチバチと帯電していた。
ただ者ではない。戦闘の知識を持たない幸子さえ、彼の持つ威圧感にそう思わずにはいられなかった。
「雨の守護者と嵐の守護者には違いないようだが。随分と写真より若い……若すぎるな…。
ボンゴレってのは若返りの水でも飲んでんのか?」
トン、と地面に降りた金髪の男が獄寺と山本を見据えた。
涼しい顔をしているのが、逆に恐怖を煽る。
そんな金髪の男に先手を打ったのは獄寺。
先程のバトルで仕掛けておいた火薬と自らの武器で、男に攻撃の隙を与える事なく怒濤のラッシュを浴びせた。
「果てな!!」
とどめの赤炎の矢(フレイムアロー)が発射されると辺りは爆炎に包まれた。
相手がかなりの猛者だとしても、これだけの攻撃を浴びて無事でいるなど皆無。しかし――‥
「中々やるじゃねぇか」
爆炎の中から姿を現した男は 傷ひとつ負っていなかった。
「なにっ!?」
「効いてねえ!!」
いつの間に手にしたのか、男が握るキューはブーツと同じようにビキビキと雷を帯びている。
いや ブーツとキューだけではない。
男の全身から緑色の炎がプラズマのように発されていた。
「そーいや自己紹介まだだったよな……」
男が静かに言った。
「俺はγってんだ。よろしくな」
2人を襲ったブラックスペルは返り討ちにあい、あっさり敗北した。
「すごい…」
戦いを見守っていた幸子は思わず呟いた。若くてもさすがボンゴレの守護者たちである。
「リングを持つ同じ条件なら負けねーぜ」
不様に倒れた敵に向かい獄寺が吐き捨てるように言った。
「今のはちょっとしたコンビプレイだな!」
「よけーな事すんじゃねぇ!オレ一人で充分だ!!」
獄寺と山本らしい会話に安心して2人の元へ駆けつけようとした幸子は、バチバチという音に歩みを止めた。
次いで上空から聞こえてきたのは 聞き覚えのない男の声。
「ボンゴレの守護者ってのは腰を抜かして方々へ逃げたって聞いたが……こりゃまたかわいいのがきたな」
現れたのは金髪の男。
上空に浮かぶその男のブーツからは 雷のような緑の炎がバチバチと帯電していた。
ただ者ではない。戦闘の知識を持たない幸子さえ、彼の持つ威圧感にそう思わずにはいられなかった。
「雨の守護者と嵐の守護者には違いないようだが。随分と写真より若い……若すぎるな…。
ボンゴレってのは若返りの水でも飲んでんのか?」
トン、と地面に降りた金髪の男が獄寺と山本を見据えた。
涼しい顔をしているのが、逆に恐怖を煽る。
そんな金髪の男に先手を打ったのは獄寺。
先程のバトルで仕掛けておいた火薬と自らの武器で、男に攻撃の隙を与える事なく怒濤のラッシュを浴びせた。
「果てな!!」
とどめの赤炎の矢(フレイムアロー)が発射されると辺りは爆炎に包まれた。
相手がかなりの猛者だとしても、これだけの攻撃を浴びて無事でいるなど皆無。しかし――‥
「中々やるじゃねぇか」
爆炎の中から姿を現した男は 傷ひとつ負っていなかった。
「なにっ!?」
「効いてねえ!!」
いつの間に手にしたのか、男が握るキューはブーツと同じようにビキビキと雷を帯びている。
いや ブーツとキューだけではない。
男の全身から緑色の炎がプラズマのように発されていた。
「そーいや自己紹介まだだったよな……」
男が静かに言った。
「俺はγってんだ。よろしくな」