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その一時間後から新たな共同生活が始まった。
「玉葱が目に染みますー」
玉葱を包丁で切っていたハルが涙目で言った。
「ツナ君達に美味しいご飯を食べてもらう為だよ。頑張ろう、ハルちゃん」
「はい そうですよね。ハルのツナさんへのラブパワーは玉葱には負けません」
「ふふっ。2人共その調子だよっ」
医務室までハーブティーを届けた後、幸子は京子とハルを連れて談話室に戻り今後の話をした。
その話をした途端 泣いていたハルも青ざめていた京子も気を持ち直し、普段の明るさを取り戻してくれた。
強い子達だな、と幸子は思う。本当は2人共 怖くて不安で堪らないだろう。
特に兄が行方不明になっている京子など、心の動揺は深いハズ。
それを表に出さない事が、逆に不憫で仕方なかった。
(恭弥……)
ふと考えてしまうのは愛しい恋人の事。幸子とて本当は不安で仕方ないのだ。しかし健気な彼女達の前で自分が不安な顔をする訳にはいかない。
幸子は努めて明るく振る舞う事を決めた。
「山本君の言う通り、幸子さん変わらないよね」
人参の皮をピーラーで剥きながら京子が話しかけてきた。
「それに幸子ちゃんて中学の時とあんまり身長も変わってませんよね」
「うん、そうなんだ。中学で成長が止まっちゃったみたい」
あははっと陽気に笑うと京子達も釣られて笑ってくれた。
「でも 変わらないでいてくれて嬉しい。幸子さんといると安心するんだ」
「ハルもです!」
「ふふっ。嬉しいな。ありがとう」
「幸子ー!」
そこへ現れたランボ。無邪気な笑顔を浮かべ 跳び跳ねながら嬉しそうに幸子に抱きついた。
「ランボ君!」
「幸子ー、ランボさんに逢えて嬉しいかー?」
「うんっ、嬉しいよ」
「ガハハハ。やっぱり幸子はランボさんの愛人なんだもんね」
得意気に笑ったランボが、何故か辺りをキョロキョロと見回した。
「ランボ君どうしたの?」
「幸子ー、おっかない奴どうしたー?」
ランボの言う"おっかない奴"とは180% 雲雀の事で間違いないだろう。
「あいつと別れてランボさん一筋になったのかー幸子ー?」
「ラ、ランボちゃん!? シャラップです!!」
「もが…っ、もがもが!!」
ハルが慌てて幸子にだっこされたランボの口を塞いだ。
万が一 雲雀と幸子が別れていた場合を想定して気を遣ってくれたようだ。…そんな心配皆無だが。
「ハルちゃん、大丈夫。私達は別れてないよ」
「はひっ!?」
「雲雀さんと幸子さんが別れるはずないよ、ハルちゃん」
対照的なリアクションが彼女達らしい。
「恭弥はね、今 仕事で並盛を離れてるんだ」
「なんだー。つまんないんだじょ。幸子ー、早くおっかない奴と別れろ」
「ランボ、そんなコト言ったらダメ!!」
幼いイーピンがランボをたしなめた。そんな他愛ないやりとりが場の空気が更に和ませた。
沢田達もラル・ミルチと何か修行を始めたようだ。
自分も京子やハル、ランボ達をしっかりと守らなくては。
「玉葱が目に染みますー」
玉葱を包丁で切っていたハルが涙目で言った。
「ツナ君達に美味しいご飯を食べてもらう為だよ。頑張ろう、ハルちゃん」
「はい そうですよね。ハルのツナさんへのラブパワーは玉葱には負けません」
「ふふっ。2人共その調子だよっ」
医務室までハーブティーを届けた後、幸子は京子とハルを連れて談話室に戻り今後の話をした。
その話をした途端 泣いていたハルも青ざめていた京子も気を持ち直し、普段の明るさを取り戻してくれた。
強い子達だな、と幸子は思う。本当は2人共 怖くて不安で堪らないだろう。
特に兄が行方不明になっている京子など、心の動揺は深いハズ。
それを表に出さない事が、逆に不憫で仕方なかった。
(恭弥……)
ふと考えてしまうのは愛しい恋人の事。幸子とて本当は不安で仕方ないのだ。しかし健気な彼女達の前で自分が不安な顔をする訳にはいかない。
幸子は努めて明るく振る舞う事を決めた。
「山本君の言う通り、幸子さん変わらないよね」
人参の皮をピーラーで剥きながら京子が話しかけてきた。
「それに幸子ちゃんて中学の時とあんまり身長も変わってませんよね」
「うん、そうなんだ。中学で成長が止まっちゃったみたい」
あははっと陽気に笑うと京子達も釣られて笑ってくれた。
「でも 変わらないでいてくれて嬉しい。幸子さんといると安心するんだ」
「ハルもです!」
「ふふっ。嬉しいな。ありがとう」
「幸子ー!」
そこへ現れたランボ。無邪気な笑顔を浮かべ 跳び跳ねながら嬉しそうに幸子に抱きついた。
「ランボ君!」
「幸子ー、ランボさんに逢えて嬉しいかー?」
「うんっ、嬉しいよ」
「ガハハハ。やっぱり幸子はランボさんの愛人なんだもんね」
得意気に笑ったランボが、何故か辺りをキョロキョロと見回した。
「ランボ君どうしたの?」
「幸子ー、おっかない奴どうしたー?」
ランボの言う"おっかない奴"とは180% 雲雀の事で間違いないだろう。
「あいつと別れてランボさん一筋になったのかー幸子ー?」
「ラ、ランボちゃん!? シャラップです!!」
「もが…っ、もがもが!!」
ハルが慌てて幸子にだっこされたランボの口を塞いだ。
万が一 雲雀と幸子が別れていた場合を想定して気を遣ってくれたようだ。…そんな心配皆無だが。
「ハルちゃん、大丈夫。私達は別れてないよ」
「はひっ!?」
「雲雀さんと幸子さんが別れるはずないよ、ハルちゃん」
対照的なリアクションが彼女達らしい。
「恭弥はね、今 仕事で並盛を離れてるんだ」
「なんだー。つまんないんだじょ。幸子ー、早くおっかない奴と別れろ」
「ランボ、そんなコト言ったらダメ!!」
幼いイーピンがランボをたしなめた。そんな他愛ないやりとりが場の空気が更に和ませた。
沢田達もラル・ミルチと何か修行を始めたようだ。
自分も京子やハル、ランボ達をしっかりと守らなくては。