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リボーンから下された守護者集めのミッションで 並盛に雲雀の手がかりを探しに行った山本、沢田と獄寺は、その日の夕方頃 大所帯でアジトに戻って来た。
京子とハル、そして彼女達を迎えに行っていたランボとイーピンも一緒だ。しかし誰を取ってもその姿は幸子にとって懐かしさを感じさせるものであり。
(10年前のみんな……)
こうも懐かしい顔が揃うと、自分の方が過去の世界に迷い込んだような錯覚さえ覚える。しかしその事について深く考えるより先に、幸子は沢田の様子がおかしい事に気づいた。
「沢田君…!」
怪我をしている。
気を失った沢田は、山本と獄寺に支えられていた。
「あ、え…っと、ツナが怪我しちまったんス…」
駆け寄ってきた幸子に対してしどろもどろに応えた山本の声は普段より幾分高い。
(山本君まで入れ替わっちゃったんだ)
雲雀が不在。ヒバードが行方不明。
そして獄寺が10年前の彼と入れ替わってしまった今、山本は幸子にとって唯一の頼れる存在だった。
彼まで入れ替わったとなると、心細さにも似た不安が胸を締め付ける。
だが今は杞憂している場合ではない。怪我をした沢田の手当てが先だ。
「医務室で手当てするね」
「幸子、オレも手伝うぜ」
「ありがとう 獄寺君」
「幸子先輩!?」
驚きの声を上げた山本がまじまじと幸子を見つめ、そして笑った。
「ハハッ。確かに幸子先輩だ!先輩 ちっとも変わらねーのなっ」
それは大人になった山本と同じ屈託のない笑顔。不安でいっぱいだった気持ちが少しだけ和らぐのを感じた。
山本は やっぱり山本のままだ。
「幸子さん!?」
「はひー!確かに幸子ちゃんですー!!」
京子とハルも幸子を確認すると、嬉しそうに傍に寄ってきた。
「京子ちゃん、ハルちゃん……無事で良かった」
「うん。ツナ君達のおかげだよ」
「そうです!さすがツナさん!ハルの未来のハズバンドですー!!」
思ったより元気そうに見えるのは、彼女達にとっての未来に来たばかりで気を張っているせいだろうか。
「でもね そのせいでツナ君が怪我しちゃって…」
「大丈夫。沢田君は私がちゃんと手当てするから。だから2人は山本君達と一緒にリボーン君に話を聞きに行って来て」
肩に手を置きながら京子とハルを安心させるように微笑むと、幸子は沢田をおぶった獄寺と共に医務室へと急いだ。
京子とハル、そして彼女達を迎えに行っていたランボとイーピンも一緒だ。しかし誰を取ってもその姿は幸子にとって懐かしさを感じさせるものであり。
(10年前のみんな……)
こうも懐かしい顔が揃うと、自分の方が過去の世界に迷い込んだような錯覚さえ覚える。しかしその事について深く考えるより先に、幸子は沢田の様子がおかしい事に気づいた。
「沢田君…!」
怪我をしている。
気を失った沢田は、山本と獄寺に支えられていた。
「あ、え…っと、ツナが怪我しちまったんス…」
駆け寄ってきた幸子に対してしどろもどろに応えた山本の声は普段より幾分高い。
(山本君まで入れ替わっちゃったんだ)
雲雀が不在。ヒバードが行方不明。
そして獄寺が10年前の彼と入れ替わってしまった今、山本は幸子にとって唯一の頼れる存在だった。
彼まで入れ替わったとなると、心細さにも似た不安が胸を締め付ける。
だが今は杞憂している場合ではない。怪我をした沢田の手当てが先だ。
「医務室で手当てするね」
「幸子、オレも手伝うぜ」
「ありがとう 獄寺君」
「幸子先輩!?」
驚きの声を上げた山本がまじまじと幸子を見つめ、そして笑った。
「ハハッ。確かに幸子先輩だ!先輩 ちっとも変わらねーのなっ」
それは大人になった山本と同じ屈託のない笑顔。不安でいっぱいだった気持ちが少しだけ和らぐのを感じた。
山本は やっぱり山本のままだ。
「幸子さん!?」
「はひー!確かに幸子ちゃんですー!!」
京子とハルも幸子を確認すると、嬉しそうに傍に寄ってきた。
「京子ちゃん、ハルちゃん……無事で良かった」
「うん。ツナ君達のおかげだよ」
「そうです!さすがツナさん!ハルの未来のハズバンドですー!!」
思ったより元気そうに見えるのは、彼女達にとっての未来に来たばかりで気を張っているせいだろうか。
「でもね そのせいでツナ君が怪我しちゃって…」
「大丈夫。沢田君は私がちゃんと手当てするから。だから2人は山本君達と一緒にリボーン君に話を聞きに行って来て」
肩に手を置きながら京子とハルを安心させるように微笑むと、幸子は沢田をおぶった獄寺と共に医務室へと急いだ。