守護者集め
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「気にすんな。同じ女として好きな男と結ばれているお前が羨ましかったんだ」
いつの間にか隣に立っていたリボーンが励ますように声をかけてくれた。
「リボーン君…」
「あいつは戦いでしか生きられない、不器用な奴だからな」
「……」
もしかしたらラル・ミルチという女性は、叶わぬ恋をしているのかもしれない。
"コロネロ"が彼女の想い人だとすれば…もう―‥
「ありがとう、励ましてくれて。でも ラルさんの言う通りなんだよね」
確かに自分は戦闘に関しては重荷にはなれど、役には立たないだろう。雲雀のパートナーとして役不足なのは否定出来ない。
「ハハハ。いろんなタイプの人間がいて当たり前だ。ありのままの幸子先輩でいいんじゃねーのか」
「山本君…」
「ヒバリだってそんな幸子先輩に惚れてんだろっ」
「っ!!?」
またしてもぼわりと熱くなってしまい、山本に愉快そうに笑われてしまった。
「なにかあったんスかリボーンさん?」
「なんでもねー。それより幸子、お前心配事があるって言ってたな」
「あっ」
そうだった。それでここに来たのだ。
「ヒバードがいないの」
「幸子先輩と一緒にこのアジトに来なかったか?」
「うん、そうなんだけど…昨日の朝から姿が見えなくて」
「おい、ちょっと待て。ヒバードって何だよ?」
獄寺が話に割り入る。
この時期の獄寺達はまだヒバードにあっていなかっただろうか…。
「ヒバードは恭弥の飼ってる鳥」
「はあ?鳥!?」
「いなくなっちゃったんですか?」
「うん…」
この様子だと獄寺も沢田もヒバードの行方は知らないだろう。
「きっとまたどっかからひょっこり現れるさ」
「うん、そうだよね」
これ以上山本に気を遣わせまいと、幸子は話題を変えた。
「2人共、よく眠れた?」
「あはは……まあ」
沢田の苦笑いと目の下の隈から察する限り、あまりよく眠れてはないようだ。
「眠いなんて言ってらんねーぞ。いよいよ守護者を集めるミッションをスタートさせるんだからな」
「ちょ…ちょっと待ってよ!! まだ心の準備が…。そ…それに……!!」
「いつまでも京子達の心配したって始まんねーぞ。
守護者を集める事が最終的に京子達を守る事になるんだ」
「!!」
青ざめた沢田がぐっと言葉を詰まらせた。
「大丈夫っスよ 10代目。アホ牛はともかくイーピンは結構やります。きっと無事に帰って来ますよ」
「獄寺君…」
この2人は本当に良いコンビだと幸子は思う。
沢田が迷ってる時は獄寺が、獄寺が荒れている時は沢田が互いのカバーをするのだ。
そんな2人の様子に、心がホッとする自分がいた。
いつの間にか隣に立っていたリボーンが励ますように声をかけてくれた。
「リボーン君…」
「あいつは戦いでしか生きられない、不器用な奴だからな」
「……」
もしかしたらラル・ミルチという女性は、叶わぬ恋をしているのかもしれない。
"コロネロ"が彼女の想い人だとすれば…もう―‥
「ありがとう、励ましてくれて。でも ラルさんの言う通りなんだよね」
確かに自分は戦闘に関しては重荷にはなれど、役には立たないだろう。雲雀のパートナーとして役不足なのは否定出来ない。
「ハハハ。いろんなタイプの人間がいて当たり前だ。ありのままの幸子先輩でいいんじゃねーのか」
「山本君…」
「ヒバリだってそんな幸子先輩に惚れてんだろっ」
「っ!!?」
またしてもぼわりと熱くなってしまい、山本に愉快そうに笑われてしまった。
「なにかあったんスかリボーンさん?」
「なんでもねー。それより幸子、お前心配事があるって言ってたな」
「あっ」
そうだった。それでここに来たのだ。
「ヒバードがいないの」
「幸子先輩と一緒にこのアジトに来なかったか?」
「うん、そうなんだけど…昨日の朝から姿が見えなくて」
「おい、ちょっと待て。ヒバードって何だよ?」
獄寺が話に割り入る。
この時期の獄寺達はまだヒバードにあっていなかっただろうか…。
「ヒバードは恭弥の飼ってる鳥」
「はあ?鳥!?」
「いなくなっちゃったんですか?」
「うん…」
この様子だと獄寺も沢田もヒバードの行方は知らないだろう。
「きっとまたどっかからひょっこり現れるさ」
「うん、そうだよね」
これ以上山本に気を遣わせまいと、幸子は話題を変えた。
「2人共、よく眠れた?」
「あはは……まあ」
沢田の苦笑いと目の下の隈から察する限り、あまりよく眠れてはないようだ。
「眠いなんて言ってらんねーぞ。いよいよ守護者を集めるミッションをスタートさせるんだからな」
「ちょ…ちょっと待ってよ!! まだ心の準備が…。そ…それに……!!」
「いつまでも京子達の心配したって始まんねーぞ。
守護者を集める事が最終的に京子達を守る事になるんだ」
「!!」
青ざめた沢田がぐっと言葉を詰まらせた。
「大丈夫っスよ 10代目。アホ牛はともかくイーピンは結構やります。きっと無事に帰って来ますよ」
「獄寺君…」
この2人は本当に良いコンビだと幸子は思う。
沢田が迷ってる時は獄寺が、獄寺が荒れている時は沢田が互いのカバーをするのだ。
そんな2人の様子に、心がホッとする自分がいた。