風紀vs.粛正
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雲雀は応接室にあるソファに幸子を降ろすと、その上にのしかかった。
「何してんの、君は」
「恭弥。それ、私のセリフ…」
部屋に入るなりソファに倒しておいて、何を言っているのかこの男は…。
しかし幸子の訴えを無視して雲雀の尋問は続く。
「なんで今日に限っていつもより早く登校したの?」「それは…」
「迎えに行ったら家を出たあと。先回りして待ってればいつまでたっても登校して来ない。気がつけば人質にとられてる」
それは幸子を大切に想う気持ちからくるイラつきなのだろう。
「僕をこんなに心配させて……いい度胸だね」
「ごめんなさい。早く学校に行って恭弥に逢いたかったの」
「それなら朝、僕に電話をいれればいいでしょ?」
「あっ…」
なぜそんな簡単な事を思い付かなかったのだろうか。
「ワオ、思い付かなかったって顔してるね」
「う、うん…」
「別にいいよ。君らしいから」
と、雲雀は幸子の頬に触れた。
言葉の強さとは裏腹に、触れる指は優しい。
雲雀の細く長い指は、頬をなぞり、首筋を鎖骨に向けてつつ…となぞっていく。
「あの、恭弥」
「なに?」
「…腕の縄…ほどいてほしいなー…」
身の危険を感じた幸子が、未だ縛られたままの両腕を雲雀に見せるように訴えた。
「やだ」
「恭弥っ!?」
「これからお仕置きをするんだからね」
「へっ?……んっ!」
聞き返す間もなく唇を塞がれた。
幸子の口内に雲雀の熱い舌が差し込まれる。
歯列をなぞられ、舌を吸われた。逃れようとするが、上から覆い被さられている為身動きがとれず、雲雀にされるがままになってしまう。
「んっ……は」
甘い感覚に脳が痺れ、ぼぅっとなった頃、ようやく唇は解放された。
雲雀の濡れた唇は、そのまま幸子の白い首筋を強く吸い上げ、所有の痕を残していく。
「っあ…」
刺すような痛みは甘美で、幸子は思わず甘い声を洩らした。
いつの間にか外されたブラウスのボタンがはだけて覗く鎖骨を吸い、雲雀はようやく顔をあげた。
幸子が潤んだ瞳で己を見上げているのを知ると、満足そうに微笑んだ。
「いい顔してるね」
幸子の耳たぶを甘噛みした雲雀は、そのまま耳許に唇を寄せる。
「お仕置きされて感じてたのかい?」
「なっ!…ちがっ」
赤面する幸子を見て笑うと、雲雀は幸子の腕の戒めを解いた。
「もうっ、恭弥ったら」
はずされたブラウスのボタンを戻しながら頬を膨らませた幸子は、テーブルの上に置かれた封筒に気づいた。
何気なく見た封筒に書かれていた文字は『VONGOLA』―‥
「恭弥、この手紙…ボンゴレって」
「さっき赤ん坊から貰ったんだ。継承式開催の通知」
「継承式って、さっき屋上で話してた?」
「さあね。興味ないから」
「興味ないって…。それをリボーン君から貰ったからには、恭弥にも出席してほしいんじゃ…」
「僕は出席しないよ」
雲雀があっさりと言った。
なんとも雲雀らしい返答である。
「何してんの、君は」
「恭弥。それ、私のセリフ…」
部屋に入るなりソファに倒しておいて、何を言っているのかこの男は…。
しかし幸子の訴えを無視して雲雀の尋問は続く。
「なんで今日に限っていつもより早く登校したの?」「それは…」
「迎えに行ったら家を出たあと。先回りして待ってればいつまでたっても登校して来ない。気がつけば人質にとられてる」
それは幸子を大切に想う気持ちからくるイラつきなのだろう。
「僕をこんなに心配させて……いい度胸だね」
「ごめんなさい。早く学校に行って恭弥に逢いたかったの」
「それなら朝、僕に電話をいれればいいでしょ?」
「あっ…」
なぜそんな簡単な事を思い付かなかったのだろうか。
「ワオ、思い付かなかったって顔してるね」
「う、うん…」
「別にいいよ。君らしいから」
と、雲雀は幸子の頬に触れた。
言葉の強さとは裏腹に、触れる指は優しい。
雲雀の細く長い指は、頬をなぞり、首筋を鎖骨に向けてつつ…となぞっていく。
「あの、恭弥」
「なに?」
「…腕の縄…ほどいてほしいなー…」
身の危険を感じた幸子が、未だ縛られたままの両腕を雲雀に見せるように訴えた。
「やだ」
「恭弥っ!?」
「これからお仕置きをするんだからね」
「へっ?……んっ!」
聞き返す間もなく唇を塞がれた。
幸子の口内に雲雀の熱い舌が差し込まれる。
歯列をなぞられ、舌を吸われた。逃れようとするが、上から覆い被さられている為身動きがとれず、雲雀にされるがままになってしまう。
「んっ……は」
甘い感覚に脳が痺れ、ぼぅっとなった頃、ようやく唇は解放された。
雲雀の濡れた唇は、そのまま幸子の白い首筋を強く吸い上げ、所有の痕を残していく。
「っあ…」
刺すような痛みは甘美で、幸子は思わず甘い声を洩らした。
いつの間にか外されたブラウスのボタンがはだけて覗く鎖骨を吸い、雲雀はようやく顔をあげた。
幸子が潤んだ瞳で己を見上げているのを知ると、満足そうに微笑んだ。
「いい顔してるね」
幸子の耳たぶを甘噛みした雲雀は、そのまま耳許に唇を寄せる。
「お仕置きされて感じてたのかい?」
「なっ!…ちがっ」
赤面する幸子を見て笑うと、雲雀は幸子の腕の戒めを解いた。
「もうっ、恭弥ったら」
はずされたブラウスのボタンを戻しながら頬を膨らませた幸子は、テーブルの上に置かれた封筒に気づいた。
何気なく見た封筒に書かれていた文字は『VONGOLA』―‥
「恭弥、この手紙…ボンゴレって」
「さっき赤ん坊から貰ったんだ。継承式開催の通知」
「継承式って、さっき屋上で話してた?」
「さあね。興味ないから」
「興味ないって…。それをリボーン君から貰ったからには、恭弥にも出席してほしいんじゃ…」
「僕は出席しないよ」
雲雀があっさりと言った。
なんとも雲雀らしい返答である。