転入生
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放課後――‥
幸子は図書室へと続く廊下を歩いていた。
普段なら授業が終わると真っ先に雲雀のいる応接室へと向かうのだが、今日は委員会の仕事がある日だ。
図書室が放課後に開放される為、幸子の所属する図書委員会は、交代で図書室の管理をする。
幸子を手元に置いておきたい雲雀は良い顔をせず、風紀委員会に入れと何度も言ってくる。
しかし幸子は図書委員の仕事が気に入っているので、理由をつけてはやんわりとかわし続けていた。
「?……」
図書室の前に着くと違和感を覚えた。
静かすぎる……。
図書室といえば、校舎内静かな場所ベスト3に間違いなく入る場所だから、静かなのは当たり前なのだが、なにかいつもの静けさとは違う。
うまく言えないが…雰囲気が違う気がする。
幸子は一瞬扉をひくのを躊躇ったが、そうしている訳にもいかず、そろそろと開けてみた。
室内に人影はない。
おかしい。いつもなら真っ先に委員長が来ているハズだ。
幸子はおそるおそる図書室へと足を踏み入れた。
「やっ!」
カタッ…という突然の物音に驚いて飛び上がった。
見ると、床に図書委員長が倒れている。
「委員長!!」
「…う、木梨…」
慌てて駆け寄ると、委員長の顔は腫れ上がり、体にはいくつものあざが確認できた。
誰かに……襲われた!?
「委員長!!大丈夫ですかっ!?一体誰が…こんな事…」
「実は……」
委員長が話した一部始終は、幸子を震えさせるには充分だった。
「きゃああっ!」
「委員長!木梨先輩、一体何があったんですか!」
同じく委員会に来た図書委員達が、2人を見て声をあげた。
幸子は数名の図書委員達に委員長を任せると一目散に走り出した。
理由はわからない。だが、委員長の話の通りなら、狙われているのは――‥
幸子は図書室へと続く廊下を歩いていた。
普段なら授業が終わると真っ先に雲雀のいる応接室へと向かうのだが、今日は委員会の仕事がある日だ。
図書室が放課後に開放される為、幸子の所属する図書委員会は、交代で図書室の管理をする。
幸子を手元に置いておきたい雲雀は良い顔をせず、風紀委員会に入れと何度も言ってくる。
しかし幸子は図書委員の仕事が気に入っているので、理由をつけてはやんわりとかわし続けていた。
「?……」
図書室の前に着くと違和感を覚えた。
静かすぎる……。
図書室といえば、校舎内静かな場所ベスト3に間違いなく入る場所だから、静かなのは当たり前なのだが、なにかいつもの静けさとは違う。
うまく言えないが…雰囲気が違う気がする。
幸子は一瞬扉をひくのを躊躇ったが、そうしている訳にもいかず、そろそろと開けてみた。
室内に人影はない。
おかしい。いつもなら真っ先に委員長が来ているハズだ。
幸子はおそるおそる図書室へと足を踏み入れた。
「やっ!」
カタッ…という突然の物音に驚いて飛び上がった。
見ると、床に図書委員長が倒れている。
「委員長!!」
「…う、木梨…」
慌てて駆け寄ると、委員長の顔は腫れ上がり、体にはいくつものあざが確認できた。
誰かに……襲われた!?
「委員長!!大丈夫ですかっ!?一体誰が…こんな事…」
「実は……」
委員長が話した一部始終は、幸子を震えさせるには充分だった。
「きゃああっ!」
「委員長!木梨先輩、一体何があったんですか!」
同じく委員会に来た図書委員達が、2人を見て声をあげた。
幸子は数名の図書委員達に委員長を任せると一目散に走り出した。
理由はわからない。だが、委員長の話の通りなら、狙われているのは――‥
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