*デザートローズ*
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ーーー澄んだ川の水は冷たく
顔を洗い 昔を思い返すと笑えた
今でも優様を取り巻き 喧嘩が起これば
戦で疲れた
優様が居ることで 皆大いに救われている気がする
ぼーっと川の流れを見つめていると
賑やかな声が拠点の方から聞こえてくる
そろそろ朝食かと 拠点へとひきかえした
大広間に集まる男共は優様1人で作られたであろう おにぎりを取り合う
この賑やかさを止める優様も桂さんもここにはいないようだ
騒がしい中朝食を済ませ 大部屋の一室へ戻る事にした
裏庭の方から声がして廊下の角で様子を伺った
「問題は優を同行させるか否かだ」
「また私1人除け者になさるおつもりですか?」
「そういう訳では無いぞ、優」
優の不満げな言葉に桂は慌てふためく
「そーそ、優に傷でもつけばチビ杉が、痛ってぇ!何しやがんだ、高杉!」
「今すぐここで殺してやるよ、銀時ィ」
「あはは、あはは。2人とも朝から元気じゃのぉ」
「2人とも辞めんか!
優、ぼーっとしてどうかしたのか?」
「あ、いえ
単純な話もまともに出来ない兄さま達に呆れていただけですよ」
「優、サラリと毒吐くのやめてくんない?兄さま傷付くわ」
「事実ですもの。
まぁそんな事はいいです。
今戦闘に出れるのは精々40人ほど敵は未知数と来ました、高戦力を誇るのはここにいる5人とそこにいる1人の計6人です」
「そこって誰かおるんか?」
「入江さん隠れなくても大丈夫ですよ〜。」
「盗み聞きするつもりはなかったんですが、すみません」
「構わないでしょ?兄さま。」
5人の目の前に姿を現し
次の戦について一通り優様に説明して頂いた
「という所で、私を除いた貴方達5人と数名で先攻してください。残りの人員は私が後方で指揮する。
これならば文句はありませんよね?」
「ないな」「おう」と口々に答える銀時達に
時折どちらが年上か分からなくなりそうになる
「なら話は終わりだな。朝飯、朝飯。」
「それでは取りに行きましょ、銀。」
廊下に座していた優様が立ち上がる
「え?」
「手伝ってくださいますよね、銀兄さま」
困った顔をして上目遣いで銀時と見つめる
「だー、わかったわかった。
優、それ反則だから!!」
「ふふっ。
こうでもしないと小太郎兄さまと違って
銀も晋助も手伝ってくださいませんからね。」
銀時と優の背を見送ってから
下がらせてもらった