XmasStory 2019
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ーーー12月24日
今日は珍しく 万事屋に仕事の依頼が来たらしく
銀時達は 20時ごろには帰る と言ってはいたので
万事屋の台所をお借りして
1人 クリスマスケーキの制作を始めた
数時間かけて ようやく納得のいくケーキが作れたが
キッチンは洗い物やら ホイップやらで酷い有様になっていた
「あー、片付けなきゃなぁ……」
食器を洗い終えて時計に目を向ければ
18時を少しすぎたところで
片付けたばかりだが そのまま夕食の準備に取り掛かる事にした
神楽ちゃんの大食らいも考えて作る為かなりの量の食材が所狭しと並ぶ
3人の喜ぶ顔を思い浮かべながら
上機嫌で調理していく
「完成〜!!」
大量のおかずを作り終え時計を見れば20時を少し過ぎたところ
「もうそろそろかな?」
テーブルに並べソファーに座ると
コタツで温もっていた定春が寄ってくる
「定春 あったか〜い」
抱きしめてふわふわの毛に顔を埋めれば
眠気に襲われる
うとうとしながら定春の背を撫でる
ついに眠りに落ちてしまった優を
定春は何とかソファーに寝かせ
銀時の部屋から布団をくわえてかける
「ただいま〜
愛しの銀ちゃんが帰りましたよっ」
ガラガラと玄関の扉が開き銀時が帰ってくるも
優の返事がないため姿を探すように居間へと入ってくる
「優?
帰ったぞ〜って寝ちまったのか」
ワンっと定春が返事する
「ずいぶん作りこんだんだな
ったく、あいつらも気ぃつかってくれたのに
俺のお姫様ってやつは」
すやすや眠る優の顔を覗き込み
髪をかき分け 額にキスを落とす
「ありがとな、優」
敷布団に移動させようと
かけられていた布団を剥いで優を抱き上げる
「寒い
…あれ?」
「おはよう、姫様」
「あれ?
いつの間に寝てたんだろ、おかえり銀時っ!!」
首に抱きつけば銀時は少しよろめく
「ただいま」
「神楽ちゃんと新八くんは?」
「あいつらは新八の家でクリスマスパーティするんだとよ」
「え?そうだったの!?
どうしよ、作りすぎちゃったよね」
「余ったら数日かけてでも頂くさ
まぁ
「あははっ
お腹すいてるでしょ?食べよ?」
「おう」
床に下ろしてもらい
定春のご飯も用意する
ふたり分にしては多すぎる料理に囲まれ
他愛ない話をしながら
2人と1匹のクリスマスは 賑やかに過ぎた
END