バレンタイン 2020
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真選組 1番隊隊長 沖田総悟くん
私の勤めてる 団子屋に時々 サボりにくる男の子
まだ若いだろうに凄いなぁと思いつつ
サービスでいつもお団子を1つ多く出す
1月中旬 バレンタインも近付いてきて
うちの店でも 何かチョコレートを使った団子を出す事になった
それぞれアイデアと試作をして
25日に試食会をすることになった
現在その買出し中だったのだが
珍しくお仕事してる総悟くんの姿を発見した
腰に刀を携えた浪士が3人に
総悟くん1人…
辺りを見渡すも
道行く人は 見て見ぬふりで過ぎ去って行く
心配に思いながらも 何も出来ない 自分が不甲斐ない
(声掛けても迷惑かもしれないし どうしよう…)
迷っていると後ろから声をかけられる
「団子屋の…優だったか?」
「あ!土方さん!
大変なんです!総悟くんが!」
「総悟がどうした!?」
件の場所を指さしたものの
浪士は倒れ 総悟は 何事も無かったように立っている
「あ、あれ?」
「あれぇ、優じゃねぇですか
こんな時間に店に居ねぇなんて珍しいじゃねぇですか」
「あ、うん
ちょっと買い出しに来てて」
「おい総悟! 俺は無視か!」
「あー、土方さん居たんですかい
気付かなかったでさぁ」
「ぜってー嘘だろ!!
ってまぁいい 過激派の攘夷浪士か…」
「そうみたいっすねー」
「昼間から歩き回りやがって
総悟、後片付けはやっとくから 優さんについててやれ」
「いいんですかい?
じゃー後は頼みまさぁ」
「え、いやでも、大丈夫ですよ?」
焦りながら大丈夫だと 両手を振って 断るも
「荷物持ちぐらいならしやすぜ」
左手に持っていた袋をスっと取られてしまう
「あ…
じゃあお言葉に甘えてお願いしようかな」
「行きやしょう、優」
「あ、うん」
総悟くんと2人で店へと歩きだす
「ところで、チョコレートなんて何に使うんですかい?」
「あー、今度バレンタインにチョコを使った商品を出そうって事になってね
それで各々1品考えることになったんだ」
「そうですかぃ」
「うん
とりあえず大福とココアを練りこんだお団子作ってみようと思ってるんだ」
「へぇー、そりゃ美味そうですねぇい
出来たら俺にも分けてくだせぇ」
「うん
上手くできたら持っていくね!!」
「楽しみにしてやさぁ」
「気合い入れて作るね!」
楽しい話をしながら歩いているとあっという間に店まで着いてしまった
「ありがとう、総悟くん」
「気にしねぇでくだせぇ」
「じゃあまた時間があれば寄ってね」
気だるそうに戻っていく背中に手を振る
よしっ!と1人気合いを入れて厨房に立つ
総悟くんが頬張ってる姿を思い浮かべながら
結局 試行錯誤して完成まで数日かかった
試食会を明日に控えてのギリギリの完成
せっかくなので誰かに食べてもらって感想を貰いたいと思い 真選組の屯所へ
胸を弾ませながら歩く
どんな反応をしてくれるだろうかと
END