番外編
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ある日 謎の光を浴びた
それは太陽の日差しとは違い
何かが弾けたような閃光だった
珍しく寝巻きのまま自室で事務作業をしていた時
窓の外で何かが光った
目が眩んで 瞼を伏せ ゆっくりと瞳を開くと
目線が少し変わっていた
「なんでしょう…
とてつもなく違和感が」
(あれ
私、声おかしくないですか…?
父様そっくり…な気が…)
未だ眠りに着いている 彼の元に向かう
「晋助っ!
起きて下さ…え?」
そこに眠って居たはずの彼の姿はなく
着物を肌蹴させた 美女が眠っている
「あ、あの〜
しん、すけ…さん?
えーっと起きて、頂けませんかぁ?」
「うるせぇ、松陽」
綺麗な澄んだ声で罵倒される
その違和感に気付いたのか目を覚まして
こちらを見つめてくる
「えーっと おはようございます。
晋助?晋ちゃん?
もうなんて呼べばいいのやら…」
「ちゃんはやめろ気色悪い。
優…なんだな?
何が起きた」
起き上がって 胸元の着物をおさえながらも
煙管に手をのばす
髪もサラリと伸びていて
元女性ながらその姿にドキッとした
「私も何が起きたのか全く分かりませんが
閃光を浴びたらこうなっていました」
「松陽そっくりだな。」
近づいてきて 左手で頬に触れてくる
「そんなに似ていますか?」
「瓜二つだ」
「しん、すけ?は とても綺麗ですよ
私でも少しドキッとしてしまいました」
「ククッ そうかい」
この状況を楽しむかのように 体を密着させて来る
「変な気分です…」
「優…」
イタズラに笑うその顔から目が離せなくなっていると唇が重なる
いつの間にか首の後ろに 高杉の腕が回り
逃げようがない
舌が捩じ込まれて 口内を弄ぶ
「晋助様!!優様!!
無事っスか!?」
いつもより少し低い声で おそらく また子 が慌ててやってきたが
2人の姿をみて固まった
それに見かねてか 高杉が引いた糸を舐めずりながら離れる
「じゃ、邪魔しちゃったみたいで
す、すみませんっス!!」
また子は頭を下げて
顔を背けたが耳まで真っ赤になっている
「残念ながら この通りだ」
少し不機嫌そうに煙管を吹かせる
「お見苦しい所を見せてしまってすみません…
他の者も全員 性別が変わっているのですか?」
「あ、はい…
そうなんですよ。」
「困ったものですね…」
高杉を見やっても ただ煙管を咥えたまま
何も言う事は無かった
とりあえずまた子を下がらせて
全隊員船外への出入りを禁止にはしてもらった
~続~